鹿児島県の中央部・霧島市にある鹿児島空港。九州では福岡空港に次いで旅客者数が多く※1、全国でも9位にランクインする。日本各地の主要経済圏からの路線のほか、鹿児島県周辺の離島フライトの羽生拠点としても機能している。
空港概要
鹿児島空港は鹿児島県の中央部にある霧島市に属し、県の中心地である鹿児島中央から北東に約30km(車でおよそ40分)、鹿児島市の対岸・大隈半島にある鹿屋市から約80km(車でおよそ80分)のところに位置する。
1950年代に旧・鹿児島空港が、現在の鹿児島市鴨池新町エリアで開港したが、航空需要の高まりを受け、現在の場所に移転し、その後には滑走路の延長も行われた。
空港の標高が272mと日本国内では4番目に高いところにある空港でもある。空港から北東の方向には韓国岳や高千穂峰などの霧島の山々を見ることができる。
空港利用者は年間約243万人(2021年)で九州では福岡空港に次いで旅客者数が多い空港であり、日本全国では第9位の規模を誇る。また英国の航空専門レーティング会社であるSkytrax社が発表した2023年版・世界の国内空港ランキングでは第7位※2にランクインするなど日本屈指の空港の1つである。
首都圏(羽田・成田)、東海、関西、福岡、沖縄などの主要経済圏をつなぐ路線のほか、種子島や屋久島、奄美大島などの離島路線も数多く、県民にとっても重要な交通ハブ拠点として機能している。
※2 Skytrax World’s Best Domestic Airport 2023
正式名称 | 鹿児島空港 |
住所 | 鹿児島県霧島市溝辺町麓822 |
空港種別 | 国管理空港 |
Webサイト | https://www.koj-ab.co.jp/ |
アクセス | 鹿児島中央駅からバスで約40分 鹿屋市の中心部からバスで約100分 国分駅からタクシーで約25分 |
駐車場 | 6箇所 ・営業時間:24時間 ・収容台数:1,324台 ・料金: 2時間無料,12時間までは1時間ごとに100円ずつ加算 24時間まで1,000円,24時間以降は5時間ごとに500円ずつ加算 |
滑走路 | 1本 3,000m×45m(16/34) |
敷地面積 | 188ha |
就航路線 | 21路線(国内線:17路線,国際線:4路線) ※2023年4月1日時点 |
利用エアライン | 15社 ※2023年4月1日時点 |
3レターコード | KOJ |
輸送実績(2021年)
総発着回数 | 49,680回 |
総旅客数 | 2,429,810(国内線:2,429,810,国際線:0) |
貨物量 | 13,569トン |
ターミナルビル概要
ターミナル数 | 1 |
運営会社 | 鹿児島空港ビルディング株式会社 |
面積規模 | 45,230㎡ |
運用時間 | 15時間40分(6:00〜21:40) |
沿革
1957年 | 旧・鹿児島空港(当時は鴨池空港)が開港 |
1969年 | 鹿児島空港ビルディング株式会社が設立 |
1972年 | 2,500mの滑走路を有する新・鹿児島空港が開港 |
1980年 | 滑走路を3,000mに延長 |
1982年 | 国際線ターミナルビルが建設 |
1997年 | 国際線ターミナルビル増改築 |
参考文献/URL
航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
鹿児島空港
鹿児島空港の公式ウェブサイトです。フライト情報や交通アクセス情報、ターミナル情報などを提供しています。
世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)
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