トルコにあるイスタンブール空港は、航空会社や空港向けに様々なソリューションを提供しているADB SAFEGATE社のSafedock T1 advanced visual docking guidance systems (A-VDGS)とSafeControl Apron Management (SAM)システムを追加し、全天候型の航空機自動ドッキングをサポートし、駐機精度を向上させるという。このソリューションにより、空港は正確なリアルタイムのフライト情報と旋回情報を共有することができ、より安全でスムーズかつ効率的なターンアラウンドとエプロン運用を実現するとのこと。
ADB SAFEGATE社は、設計、供給、設置、そして2年間の現地対応チームによる24時間365日のメンテナンスを含むターンキー契約の一環として、151台のSafedock T1 A-VDGSを供給。Safedock T1 A-VDGSは、デジタルレーザーと3Dスキャン技術（特許取得済み）を搭載しており、航空機のドッキングプロセスの自動化に必要な精度と可用性を提供するという。この技術は、航空機の種類を問わず、狭い駐車スペースや複雑なゲートレイアウトにも対応することができ、迅速で安全な駐機方法を提供するとのこと。
SAMシステムは、A-VDGSを他の空港システムと接続し、駐機ポイントに内蔵されているランプ情報表示システム（RIDS）の機能を使って、フライトクルーと地上クルーがフライト情報を共有できるようになっており、正確な駐機時間やその他のリアルタイムデータが共有されることで、ターンアラウンド・プロセスの効率が高まるという。
滑走路から駐機ポイントへの移動の安全性と効率性を実現するために、Gap FillerはAdvanced Surface Movement Guidance Control System (A-SMGCS)との統合により、ゲートエリアでの航空機の動きを常に監視し、駐機システムやFollow-the-Greens (FtG)ガイダンスソリューションの無駄のない起動をサポート。FtGソリューションは、滑走路/誘導路にある緑色のセンターラインライトとエプロンの誘導灯を使って航空機をゲートエリアに誘導し、A-VDGSがそれを引き継ぎパイロットを正しい停止位置に誘導します。正確なパーキングとパッセンジャーボーディングブリッジ（PBB）との統合により、PBBと航空機を安全かつシームレスに接続することができるとのこと。
ADB SAFEGATE社の中東・アフリカ地域担当バイスプレジデントであるAziz Cakir氏は「イスタンブール国際空港は、ピーク時には年間1億5,000万～2億人の旅客が訪れるため、これら旅客のすべてのステップに対応できるパートナーが必要となります。今回の契約では、搭乗ゲート、滑走路やエプロン、ランプタワー、分析を含む空港パフォーマンスに対する当社の統合的なアプローチがいかに空港にとって有益であるかを示していると思います。」と話している。
ADB SAFEGATE Press Release
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