シアトル・タコマ国際空港でモバイルフードオーダー&デリバリーサービスを開始

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Credit: Port of Seattle

米国のシアトル・タコマ国際空港(SEA)は、モバイルから飲食物を注文し、ゲートまで配達してくれるモバイル・フード・オーダー・サービス「OrderSEA」を導入。混雑した列に並ぶ手間を省くとともに、空港内の様々な場所で食事を楽しむことができる。またOrderSEAのロボット「Gita」によるゲートへのデリバリーを楽しみにしている旅行者もいるとのこと。

シアトル港の長官であるSam Cho氏は「テクノロジーは、空港での体験をより柔軟でストレスのないものにしてくれる。」と話す。

SEA内にある16のレストランがOrderSEAに対応しており、オンライン注文が可能で、今後さらに店舗が追加されているという。飲食物の受け取りについては、オーダー時にピックアップか搭乗ゲートまでのデリバリーどちらかを選択することができる。今年の夏の初めにOrderSEAが初期ローンチされて以来、1,200件以上の注文があり、そのうち500件以上は搭乗ゲートまでのデリバリーでの注文だったとのこと。

OrderSEAに新しく加わったコンセッションズ・インターナショナル社のオペレーションディレクターであるEvan Ault氏は「このサービスにより、旅行中に “レストラン “で食事をすることに抵抗がある、または、その時間がない多くのお客様に役立つと考えています。OrderSEAプログラムは、持ち帰り用の注文や支払い、さらにはゲートでの受け渡しを簡単にしてくれます。また、ほとんどの店舗のPOSシステムと統合されているため、取引や支払いをシームレスに行うことができます。私たちは、OrderSEAに参加できることを嬉しく思っていますし、このサービスを利用する旅行者に、シンプルで簡潔で便利なオーダー体験を提供できることを誇りに思います。」と話す。

OrderSEAは、空港内のレストランや小売店と利用者を繋ぐためにAtYourGate社と提携し、EコマースプラットフォームであるServy社のGrab Airport Marketplaceを利用しているとのこと。旅行者は、OrderSEA.orgまたはFlySEAアプリにて注文し、モバイル端末から安全に支払いを行い、TSAセキュリティチェック後のピックアップまたはゲートへの配送を選択することができる。

Servy社のチーフ・エクスペリエンス・オフィサーであるJeff Livney氏は「SEAと提携し、OrderSEAを開始できたことで、より多くの人々が当社の非接触型オーダー&ペイ技術の恩恵を受けることができることを嬉しく思います。当社のGrab Airport Marketplaceプラットフォームを通じて、OrderSEAは、旅行者や空港スタッフがデジタル機器から簡単に食事を注文して受け取ることができる、従来の支払い方法に代わる安全で便利なサービスを提供します。」と述べている。

ただし現在、orderSEAではアルコールはデリバリー不可であることと、保安検査後の制限区域内でしか利用できないサービスとなっている。

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