与那国島は、石垣島から西方127km、台湾から東方110kmと台湾に近い日本最西端の島である。横長の楕円形をした島の中央上部沿岸に与那国空港があり、ほぼ東西方向に滑走路が伸びる。現在は石垣と那覇の2路線で1日数便が就航している。定期便はプロペラ機の運航が主体だが、2,000mの滑走路を有しており、チャーター便などジェット機の離発着が可能な空港である。
空港概要
与那国空港は、日本最西端である与那国島にあり、横長の楕円形をした島の中央上部海岸沿いに位置する。
与那国島は石垣島と台湾のほぼ中間に位置し、石垣島の西方127km、台湾の東方110kmの距離にあり、台湾のほうが近く、天気が良ければ台湾の島を目視で確認することができる。
与那国空港の滑走路はほぼ東西方向に伸び、その長さは2,000mあり、ジェット機の離発着が可能な空港である。定期便はプロペラ機だが、チャーター便はジェット機が就航しているケースが多い。
定期便は石垣と那覇の2路線で、1日4〜5便が琉球エアーコミューターによって運航されている。
1階建ての旅客ターミナルは1999年に増改築されたが、2022年の年間旅客者数は約8.4万人と2019年(約10万人)の水準にまで戻っていない状態が続いてる。※1
島内にある3つの主要な集落からは車で10分以内の距離にあるほか、与那国町が民間企業に運営を委託する路線バスも1日8便が運行されており、誰でも無料で利用することができる。
正式名称 | 与那国空港 |
住所 | 沖縄県八重山郡与那国町与那国4350 |
空港種別 | 地方管理空港 |
Webサイト | ー |
アクセス | ・那覇空港から飛行機で約1時間20分 ・石垣空港から飛行機で約30分 ・祖納港から車で約5分、バスで約40分 ・久部良港から車で約7分、バスで約11分 ・比川中心地から車で約8分、バスで約22分 |
駐車場 | 80台程度 |
滑走路 | 1本 2,000m×45m(08/26) |
敷地面積 | 58ha |
就航路線 | 2路線(国内線:2路線,国際線:ー) ※2024年4月30日時点 |
利用エアライン | 1社 ※2024年4月30日時点 |
3レターコード | OGN |
輸送実績(2022年)
総発着回数 | 2,714回 |
総旅客数 | 83,898(国内線:83,898,国際線:0) |
貨物量 | 396トン |
参照元:国土交通省 空港管理状況調書
ターミナルビル概要
ターミナル数 | 1 |
運営会社 | 沖縄県 |
面積規模 | 1,620㎡ |
運用時間 | 12時間(7:00〜19:00) |
沿革
1943年 | 旧日本軍の飛行場として建設 |
1975年 | 沖縄本土復帰後、航空法が適用され、滑走路800mで供用開始 |
1987年 | ・滑走路が1,500mに延長 ・旅客ターミナルビルが供用開始 |
1999年 | 旅客ターミナルビルが増改築 |
2007年 | 滑走路が2,000mに延長され、本格的にジェット機へ対応 |
参考文献/URL
航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/airport/ogn
世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)
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