九州北部・佐賀県にある佐賀空港は、有明海に面し、東側には一級河川の筑後川の河口があるなど風光明媚な場所に位置する。国内線は羽田便と成田便の2路線、国際線はソウル、上海、台北、西安と4路線があり、海外から日本または九州への玄関口としても機能している。
空港概要
佐賀空港は佐賀県の中東部に位置し、有明海に面した海岸沿いの空港である。佐賀県の中心地であり、空港から最も近い鉄道駅は佐賀駅だが、距離は約14km(バスで約40分)とやや離れている。
東西に伸びる2,000mの滑走路が1つあり、国内線は羽田と成田の2路線が就航している。国際線はソウル、上海、台北、西安の4路線があり、日本または九州への玄関口として近隣アジア諸国の旅客取り込みを強化している。
年間旅客者数は約12万人(2021年)と、コロナ禍前に過去最高を記録した82万人から比較すると低水準にとどまっている。また、立地の優位性を活かし、2004年から夜間貨物便(羽田)の誘致に成功したが、2006年以降は貨物量は右肩下がりの状態が続いている。
2013年には国際線の旅客ターミナルビルが新設され、2021年には国内線の旅客ターミナルビルの増改築が行われた。
2015年までは「有明佐賀空港」という愛称が付けられていたが、当時の知事の意向から2016年から「九州佐賀国際空港」へと名称が変更された。
正式名称 | 佐賀空港 |
住所 | 佐賀県佐賀市川副町大字犬井道9476-187 |
空港種別 | 地方管理空港 |
Webサイト | https://saga-ab.jp/ |
アクセス | 佐賀駅前からバスで約40分、タクシーで約30分 嬉野温泉街から車で約60分 |
駐車場 | 5箇所 ・営業時間:5:00〜24:00 ・収容台数:2,240台 ・料金:無料 ※一部有料エリア有 |
滑走路 | 1本 2,000m×45m(11/29) |
敷地面積 | 114ha |
就航路線 | 6路線(国内線:2路線,国際線:4路線) ※2023年6月8日時点 |
利用エアライン | 5社 ※2023年6月8日時点 |
3レターコード | HSG |
輸送実績(2021年)
総発着回数 | 5,262回 |
総旅客数 | 117,214(国内線:117,214,国際線:0) |
貨物量 | 626トン |
ターミナルビル概要
ターミナル数 | 1 |
運営会社 | 佐賀ターミナルビル株式会社 |
面積規模 | 10,721㎡ |
運用時間 | 16.5時間(5:20〜22:00) |
沿革
1969年 | 空港建設を表明 |
1993年 | 空港建設の本格工事に着工 |
1995年 | 佐賀空港ターミナルビル株式会社が設立 |
1998年 | 佐賀空港が開港 |
2004年 | 夜間貨物便(羽田)が就航開始 |
2013年 | 国際線旅客ターミナルが供用開始 |
2016年 | 九州佐賀国際空港に愛称を変更 |
2021年 | 国内線旅客ターミナルビルを増改築 |
参考文献/URL
航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
九州佐賀国際空港 / 佐賀県
九州佐賀国際空港 – 佐賀ターミナルビル株式会社
世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)
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