沖縄県・久米島空港 -Kumejima Airport-

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沖縄本島周辺にある島々で最も西にある久米島空港。シーズンによって異なるが那覇路線は1日7〜8便ほどあり、夏季になると羽田路線が期間限定で就航する。久米島の人口は7,000人ほどだが、久米島空港の年間旅客者数は、那覇空港、石垣空港、宮古空港に次ぐ規模となっている。

空港概要

沖縄本島の那覇市から西におよそ100kmのところに位置する久米島。人口およそ7,000人程度だが、沖縄本島、西表島、石垣島、宮古島に続いて沖縄県では5番目に大きい島である。年間の総旅客者数は約26万人で、那覇空港、石垣空港、宮古空港に次ぐ多さとなっている。

久米島空港は島の最も西側に位置しており、海路の玄関口である兼城港からは約6km、イーフビーチ周辺の集落からは約12kmほど離れている。久米島空港から集落までのバスはあるものの、到着/出発便の時間帯に合わせて1便ずつ運行されている程度。島内の主な移動手段は自家用車もしくはレンタカーとなる。タクシーも走っているが台数は決して多くない。

路線は主に那覇空港のみで、夏のシーズンには1日7〜8便が運航されている。また夏季限定で羽田便も1日1便が就航している。現在のところ乗り入れしている航空会社はJAL系列のみ。

現在の空港ターミナルビルは1997年に完成、供用を開始。4階建てで、上部がとげとげした外観が特徴の建物になっている。日差しが強いこともありターミナルビルの滑走路側の窓ガラスは青色が入ったものが採用されている。ボーディングブリッジは1基備え付けられているが、1日1〜2便あるジェット機のときのみ使用されており、それ以外(プロペラ機)では地上誘導の形式がとられている。

正式名称久米島空港
住所沖縄県島尻郡久米島町
空港種別地方管理空港
Webサイトhttp://kumejima-airport.co.jp/
アクセス兼城港から車で約10分
泊フィッシャリーナから車で約25分
駐車場1箇所(379台,無料)
滑走路1本
2,000m×45m(03/21)
敷地面積62ha
就航路線1路線(那覇便)
夏季限定で羽田便あり ※2022年7月9日時点
利用エアライン1社 ※2022年7月9日時点
3レターコードUEO

輸送実績(2021年)

総発着回数4,068回
総旅客数138,065人(国内線:138,065人,国際線:0人)
貨物量1,354トン

参照元:国土交通省 空港管理状況調書

ターミナルビル概要

ターミナル数1
運営会社久米島空港ターミナルビル株式会社
面積規模4,984㎡
運用時間11.5時間(8:00〜19:30)

沿革

1963年米国民政府援助資金により久米島空港が建設
1965年民間機による運航が開始
1968年南西航空(現日本トランスオーシャン航空)がYS-11機による運航を開始
1977年滑走路を1,200mに延伸し供用開始
1997年滑走路を2,000mに延伸
新ターミナルビルが供用開始
運営会社「久米島空港ターミナルビル株式会社」が設立
夏季限定で東京・羽田直行便が就航

参考文献/URL

航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
久米島空港

世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)

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