鹿児島県の離島の1つである種子島にある種子島空港。鹿児島空港から飛行機で約40分ほどの距離にあり、島のほぼ中央に位置する。JAXA種子島宇宙センターが所有する大型ロケットの射台がある島としても有名。
空港概要
種子島空港は、鹿児島県に属する離島の1つである種子島にあり、島のほぼ中央部に位置している。鹿児島空港からは飛行機で約40分ほどの距離にある。通常は鹿児島便のみの運航だが、繁忙期は大阪・伊丹便も就航している。
種子島に最初にできた空港(旧・種子島空港)は、1962年に現空港の場所から8kmほど南下した中種子町に建設された。しかし、航空需要の高まりやジェット機の離発着に対応するため、現在の場所に新空港が移設された。旧空港の建物は現在も残っているが、周辺工事のため立ち入ることはできない。
新空港には一般公募から「コスモポート種子島」という愛称がある。名称の由来は、島内にJAXA種子島宇宙センターがあることから宇宙を意味する「コスモ」と港を表す「ポート」を組み合わせて名付けられたという。
年間の旅客者数は5万人程度と多くはないが、高速船よりも1時間程度アクセスが良いことから宇宙業界の関係者やビジネスパーソンに利用されている。
正式名称 | 種子島空港 |
住所 | 鹿児島県熊毛郡中種子町増田2692-64 |
空港種別 | 地方管理空港 |
Webサイト | http://www.pref.kagoshima.jp/ah09/infra/port/kuko/tanegashima-.html |
アクセス | 西之表港から車で約20分、バスで約30分 中種子町から車で約15分、バスで約20分 南種子町から車で約30分、バスで約40分 |
駐車場 | 1箇所 ・収容台数:200〜300台程度 ・料金:無料 ・EV車の充電可 |
滑走路 | 1本 2,000m×45m(13/31) |
敷地面積 | 111ha |
就航路線 | 1路線(国内線:1路線,国際線:0路線) ※2023年4月1日時点 |
利用エアライン | 1社 ※2023年4月1日時点 |
3レターコード | TNE |
輸送実績(2021年)
総発着回数 | 3,284回 |
総旅客数 | 51,769(国内線:51,769,国際線:0) |
貨物量 | 157トン |
ターミナルビル概要
ターミナル数 | 1 |
運営会社 | 種子島空港ターミナルビル株式会社 |
面積規模 | 1,501㎡ |
運用時間 | 10.5時間(8:00〜18:30) |
沿革
1962年 | 旧・種子島空港が開港 |
1968年 | 滑走路を1,500mに延長 |
2006年 | 新・種子島空港が供用開始(滑走路は2,000m) |
2008年 | 空港の正式名称を変更(新種子島空港→種子島空港) |
1982年 | 国際線ターミナルビルが建設 |
参考文献/URL
航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
種子島空港
種子島空港:
世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)