沖縄本島の南西約300kmのところに位置する下地島にある下地島空港。元々はパイロットの訓練飛行場として活用されていたが、シミュレーション機器の進化もありエアラインが撤退。旅客の受け入れ容量が逼迫する宮古空港を補完する空港として2019年より本格的に稼働をスタートさせた。
空港概要
沖縄本島から南西約300km、石垣島から北東約130kmの宮古諸島にある下地島。川を隔てたすぐ隣に伊良部島があり、その伊良部島から全長約4.3kmの伊良部大橋を渡ったところに宮古島がある。
下地島空港は、元々大手エアラインが養成するパイロットの訓練用空港として活用されていたが、フライトシミュレーター機器の進化と維持管理コストの精査により、実地訓練が減少。2014年にエアラインが撤退し、空港の利用がストップ。
2017年に沖縄県や宮古島市が利活用方策の検討を開始。結果、三菱地所がオーナー、下地島エアポートマネジメント社が空港運営者として再稼働することとなった。「空港から、リゾート、はじまる」をコンセプトに南国のリゾート空港として国内外から観光客を集める戦略を描いている。
2022年12月現在、成田、羽田、神戸、那覇の4路線にて運行がなされている。
正式名称 | 下地島空港 |
住所 | 沖縄県宮古島市伊良部佐和田1727 |
空港種別 | 地方管理空港 |
Webサイト | https://shimojishima.jp |
アクセス | 宮古島市街地から ・車で約25分 ・リムジンバスで約30分 |
駐車場 | 1箇所(104台,無料) |
滑走路 | 1本 3,000m×60m(17/35) |
敷地面積 | 362ha |
就航路線 | 4路線 ※2022年12月4日時点 |
利用エアライン | 2社 ※2022年12月4日時点 |
3レターコード | SHI |
輸送実績(2021年)
総発着回数 | 3,216回 |
総旅客数 | 203,214(国内線:203,214,国際線:0) |
貨物量 | 141トン |
ターミナルビル概要
ターミナル数 | 1 |
運営会社 | 下地島エアポートマネジメント株式会社 |
面積規模 | 12,027㎡ |
運用時間 | 11.5時間(8:00〜19:30) |
沿革
1979年 | エアラインパイロットの訓練用飛行場として供用開始 |
1980年 | 南西航空(現・日本トランスオーシャン航空)が那覇便を就航開始 |
2014年 | エアラインがパイロット訓練事業による空港活用から完全撤退 |
2017年 | 下地島空港及び周辺用地の利活用実施計画が策定 |
2019年 | 新ターミナルビルが供用開始 |
参考文献/URL
航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
みやこ下地島空港ターミナル|下地島エアポートマネジメント株式会社
「空港から、リゾート、はじまる」をコンセプトに、下地島空港旅客ターミナル運営他の事業活動を通じ、宮古諸島の発展に向け、誠実でクリーンな姿勢でグローバルなチャレンジを続けます。
世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)