日本が世界に誇るケラマブルー。2004年に国立公園に指定された慶良間諸島にある無人島・外地島(ふかじしま)に慶良間空港がある。2006年から定期便は運休中で、チャーターヘリのみ那覇空港との間で運行されている。2020年9月時点の慶良間空港をレポートする。
空港概要
深緑の無人島にある空港
慶良間空港は無人島である外地島に設置されている。しかし、お隣の慶留間(げるま)島とは慶留間橋で繋がっており、さらに慶留間島と阿嘉(あか)島は阿嘉大橋が架けられている。そのため集落のある阿嘉島や慶留間島から車や自転車でアクセスすることができる。
空港周辺には何もなく、山を切り開いて作られたため、深く多い茂った緑の中に800mの滑走路と空港ビル施設が設置されている。
ノスタルジー溢れる空港ビル施設
無人島にある空港という視点で見ると立派な施設が建てられている。南国らしい屋根に、余計なものが一切ないシンプルな空間で、一般区域と制限区域は扉1枚で区切られている。
展望台からの眺めは絶景
定期便がないため人もほとんどおらず、施設らしい施設もない空港と思いきや離島ならではのコンテンツが存在している。外地展望台から眺める滑走路は他の空港には真似できない絶景となっている。展望台までは5分ほど徒歩にて登る必要があるが、その疲れを吹き飛ばすほどの美しい光景がそこにはある。