Raytheon Technologiesの事業を担うCollins Aerospace社が国際航空運送協会(IATA)が運営するトラベルパスにおいてデジタルヘルスプラットフォームをサポートする。旅客が検査結果を安全に管理・保存できるようにすることで、政府は安全に国境を開き、国際線の運航を開始できるようにすることが狙い。
旅客はトラベルパス内に検査結果のほか、他国への旅行に必要な情報を保存・共有・管理することが可能だという。Collins Aerospace社は自社のTransAction™ソリューションを用いることで、IATAのトラベルパスプラットフォームと航空会社の旅客管理システムとを統合することができるという。これによりIATAのトラベルパスと航空会社との間で旅客データを安全にやりとりすることができる。TransAction™ソリューションはすでに世界中の航空会社で使用されている。
Collins AerospaceのバイスプレジデントであるLeAnn Ridgeway氏は「私たちのテクノロジーは、トラベルパスに必要な情報を安全にやりとりできることを検証することで、各国政府が国境を開くことに対して自信を与えられるでしょう。」と話す。
またIATAのシニアバイスプレジデントであるNick Careen氏は「航空業界の再開はIATAのトラベルパスによりサポートされるようになってきています。Collins Aerospace社との提携によって、航空会社の旅客管理システムとトラベルパスをシームレスかつ安全に紐づけ、旅客がアプリ上でフライト管理ができるツールを提供できました。本ツールの航空会社での導入は加速しています。」とのこと。
事実、60以上の航空会社がすでに稼働しているIATAのトラベルパスシステムに登録しているという。登録した航空会社一覧はIATAのIATAトラベルパスイニシアチブのページに掲載されている。
Collins Aerospace Newsroom
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