スマートな手荷物管理ソリューションを提供するAirPortr社は、グローバルで空港グランドサービスと航空貨物ハンドリングを提供するリーディングカンパニーであるSwissport社と戦略的パートナーシップを締結。このパートナーシップにより、航空会社と空港は空港外での手荷物処理が可能となり、旅客の体験を変えると共に、業務の効率化を図ることができるという。
空港外の手荷物処理サービスでは、エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスを問わず、すべての旅客が自宅から事前に手荷物受け取りを予約でき、出発前に自宅で手荷物を預けることができるとのこと。荷物の持ち主には最新の追跡状況とエアラインのデジタルバゲージタグが提供。出発空港での手荷物処理手続きの必要なく、チェックイン後にセキュリティに直行が可能。目的地の空港到着後は数時間以内に事前に指定していた目的地へと届けられるため、空港での受け取りは不要になるという。
このソリューションによって、旅客は非接触な空港体験を促進すると共に、移動性を向上させることができ、流通企業にとっては新たな収入源となり価値創造に繋がるという。また、空港運営者にとっては、旅客対応や待ち行列、必要なリソースを削減し、スペースを最大限に活用することで、既存の空港インフラのスループットを向上させることができるとのこと。さらには、環境面でもプラスの影響があるという。AirPortr社のユーザーの66％が手荷物を持たなくなったことで、車移動から公共交通機関を使った移動に切り替えているという。これにより、航空業界が2050年までに排出量を半減させるという目標を達成するために必要な大規模なモーダルシフトが可能になるとのこと。
AirPortr社のCEO兼創業者であるRandel Darby氏は次のように述べている。「Swissport社とのパートナーシップは、航空業界へのスマートバゲージソリューション導入に向けた青写真と拡張性のあるプラットフォーム概要を示す重要なマイルストーンです。お客様とコストの問題であった手荷物を新たな収益源に変え、ハンドリングの効率を高め、お客様の体験を向上させることができます。最初の導入はまもなく開始される予定で、いずれ航空会社の顧客ネットワーク全体で製品を利用できるようになります。」
Swissport社のスイス・フランス担当上級副社長兼マネージング・ディレクターであるBruno Stefani氏は「私たちは、航空会社と旅客に付加価値を生み出し、将来的にはよりシンプルでより楽しい旅行体験を提供したいと考えています。AirPortr社のプラットフォーム、当社のグローバルネットワーク、航空会社との顧客関係により、エンド・ツー・エンドのソリューションと旅客のユーザー・エクスペリエンス向上を実現しています。複雑な手荷物処理は、ユーザーフレンドリーで直感的、かつスケーラブルなソリューションを通じて、旅客体験を重視したサービスに変換され、旅客は個々のニーズに応じてパーソナライズ化することができるようになります。」と話す。
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