チューリッヒ空港がGoogleと組み、世界で初めてGoogle Maps Live Viewを搭載

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Credit: Zurich Airport

スイスのチューリッヒ空港はGoogleと連携し、チューリッヒ空港内でGoogleマップのライブビュー機能を有効にしたことで、空港内のゲート、レストラン、チェックインの検索をさらに簡単にしたという。この機能を搭載した空港は世界で初めて。スマートフォンなどのカメラを使って、カメラの映像に表示される指示に従って、旅客や訪問者は空港内の目的地まで移動することができるとのこと。

Google Maps Live Viewは、拡張現実(AR)を使用して、より簡単にルートを見つけることができる。チューリッヒ空港とGoogle Switzerland社と「カーブサイドからゲートまで」の直観的なナビゲーションを行うプロジェクトを2018年に開始。空港内部や外部エリアを録画したものが、Googleマップのインドアライブビュー機能で使用され、ライブビューでは、録画された映像とユーザーのカメラ映像が比較され、正しいルートがAR(拡張現実)で表示されるという。

ライブビューはARキューを使用しており、人工知能(AI)を使って何百億ものストリートビューの録画データから、ユーザーの方向を理解するグローバルローカリゼーションと呼ばれる技術を搭載。建物内のオブジェクトの正確な高さと配置を判断する新しい技術により、ライブビューは空港などの建物内でも使用できるようになったとのこと。最寄りのエレベーターやエスカレーター、搭乗ゲート、ATMやショップなど、矢印とそれに付随する案内してくれるため見つけるのに役立つという。

チューリッヒ空港の商業責任者であるStefan Gross氏は「Google Maps Live Viewは、空港に慣れていないお客様や異なる言語を話すお客様が、チューリッヒ空港内の施設や移動をより簡単にするための貴重な支援となります。」と話す。

また、GoogleのARグローバルプロダクトパートナーシップ部門を率いるPetra Ehmann氏はこう話す。「チューリッヒ空港とのパートナーシップを歓迎するとともに、世界の空港で初めてインドアライブビューをチューリッヒ空港に導入できたことを嬉しく思います。カメラモードを使って直感的に旅行者をナビゲートすることができるでしょう。」

なお本サービスは2022年に導入予定とのこと。Google Maps Live Viewの使い方は至って簡単。「Google Maps」アプリを起動して目的地を入力し、コンパスの針のような「Live View」マークを選択するだけ。すると、スマートフォンのカメラが起動し、ルートやその他の重要な情報が直接表示されるとのこと。

Zurich Airport Press Release

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