クロアチア・ザグレブ国際空港が空港運営を管理するデジタルプラットフォームを導入

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Credit: EMMA Systems

クロアチアの首都ザグレブにあるザグレブ国際空港(ZAG)は、空港運営にフォーカスしたITソリューションを提供するEMMA Systems社(本社はカタール・ドーハ)の空港運営管理プラットフォーム(A-CDM)を導入し、空港の状況をリアルタイムで把握し、運営効率化を目指すという。

AIプラットフォームを活用し空港運営の透明性を高め、業務を効率化

今回導入されるA-CDMは、AIプラットフォームを通じてリソースの使用を最適化し、運用の透明性を高めることで、空港運営の効率化と予測可能性の向上を支援するとのこと。

ザグレブ国際空港のCFOであるNicolas Duthilleul氏は「私たちはEMMA Systems社と協力し、最先端テクノロジーを活用し、業界最高のA-CDMを開発することで空港の効率性と全体的な持続可能性を向上できることを楽しみにしています。」と話す。

新しい機能追加の開発を数週間で実現

EMMA Systems社が提供するA-CDMは、新しいソリューションや機能をシームレスに実装することができるマイクロサービスアーキテクチャを採用しているという。急速に進化する航空技術の分野において追加サービスの迅速な開発や複数のデータソースのプラットフォームへの統合が可能になることで、開発や統合に数カ月から数年かけていたものが数週間に短縮できるとのこと。

AIを活用し、将来のイベントやリスクを予測

また、このプラットフォームは人工知能を使って現在と過去のトラフィック・フローを分析し、主要な出来事と今後の運航障害を正確に予測するなど運航予測の機能も搭載されているという。

ZAGは、2022年に旅客数は順調に回復しており、2023年はさらに増加すると見込まれる。今回の新しい運営管理プラットフォームへの移行により、ZAGは旅客体験を向上させ、増加する旅客数に対応できる体制を整えているとのこと。

EMMA Systems社の創業者兼CEOであるWisam Costandi氏は「ザグレブ国際空港のA-CDMの導入を支援するパートナーとして私たちを選んでくれたことを非常に嬉しく思います。ザグレブ空港は野心的な開発計画を掲げている中で、私たちはさらなる成長への道筋と、旅客体験の向上をサポートする重要な役割を果たす上で、我が社は現在そして将来にわたって空港の成功を支える理想的な立場にあると思います。」と話している。

EMMA Systems Press Release

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