キング・ハーリド国際空港は空港オペレーションを管理する先進的なデジタルプラットフォーム「OFOQ」の活用を開始

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Credit: Riyadh Airports

サウジアラビアの首都リヤドにあるキング・ハーリド国際空港(RUH)を運営するリヤド空港(RAC)は、航空会社や空港向けに様々なソリューションを提供しているADB SAFEGATE社の協力を経て、サウジアラビアがデジタル経済のグローバルリーダーになる取り組みの一環として、RUHで先進的デジタルプラットフォーム「OFOQ」の活用を開始すると発表。

空港施設内のすべての業務を一元管理化

OFOQは、RUH施設全体で行われているあらゆる業務プロセスをデータベースに一元化、管理できるツールとして機能するという。1つのプラットフォームからすべての業務手順を把握することで、先を見越したデータドリブンの意思決定を可能にするとともに、計画プロセスの改善やリスクの最小化、旅客体験の根本的な改善を支援することができるとのこと。

エアサイド側の業務や旅客向けの業務を自動制御

例えば、空港リソース管理システム機能では、航空機の駐機、チェックインカウンターやボーディングブリッジの開閉、手荷物コンベアの管理など、空港における手続きを自動制御してスケジュールを組むことが可能になるという。また、本プラットフォームは、フライト情報表示システム(FIDS)を備えており、リアルタイムに正確かつ効率的にフライト関連データを提供するとのこと。

サウジアラビア全体でデジタル変革を強化

RACのCEOであるMohammed bin Abdullah Al-Maghlouth氏は、OFOQの利用開始についてこう話す。「OFOQは、業務効率の確保、持続可能性、旅客体験全体の向上に寄与するでしょう。私たちのチームが、デジタル変革のビジョンを実現し、キング・ハーリド国際空港を世界有数の空港に変貌させてくれたことを嬉しく思います。」

同じくRACのICTゼネラルマネジャーであるMohammed S. Alshammari氏は「どこにも負けない旅客体験を提供し、世界のあらゆる空港よりも高いレベルのサービスを維持すべく、先進技術を用いたソリューションを導入し、サウジアラビアの首都空港をデジタル化することが極めて重要です。この目標に向かってRACとADB SAFEGATE社のコラボレーションの成果である新しいプラットフォームを立ち上げることができ、嬉しく思います。」と話す。

また、ADB SAFEGATE社のバイスプレジデントであるThorben Burghardt氏は「OFOQは、近代的で包括的なデジタルプラットフォームです。キング・ハーリド国際空港のオペレーション効率を高めるために役立つでしょう。」と話す。同社のセールスディレクターであるIlya Burkin氏は「このようなデジタルプラットフォームは、幅広いデジタル変革の一環であり、地域および世界の主要空港の1つであるキング・ハーリド国際空港が、将来的に長く継続的な成長を遂げるための基盤を提供するものとなるでしょう。」と述べている。

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