熊本県・熊本空港 -Kumamoto Airport-

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熊本県の北部に位置し、熊本市の中心市街地から東におよそ15kmのところにある熊本空港。阿蘇山の麓から広がる高遊原溶岩台地に東西に伸びる滑走路を有する。九州では福岡、鹿児島に次いで3番目に旅客者数が多い空港(※1)である。2020年に空港運営のコンセッション化が採択され、2023年3月には国内線・国際線供用の新ターミナルがオープン。

※1 国土交通省 空港管理状況調書 令和4年分

空港概要

熊本市の中心部から車で約40分ほどの距離にある熊本空港。国内有数の活火山である阿蘇山の近くにあり、「阿蘇くまもと空港」という愛称もある。阿蘇山の溶岩台地にある熊本空港は、2016年4月に発生した熊本地震により被災。幸い滑走路に軽微なひび割れがあった程度で、震災から3日目には定期便の運航を再開。

震災による影響は多くなかったが、ターミナルビル建設から40年以上が経過していたことや地域の防災拠点としてより機能性を高めることなどが議論され、最終的に空港運営をコンセッション化する方向となった。

2020年にコンセッション化に伴い、熊本国際空港株式会社が設立。老朽化した国内線・国際線の両ターミナルを1つのターミナルに集約するプランで進められ、2023年3月に新ターミナルビルが供用開始となった。

主な空港利用者は首都圏(羽田・成田)、名古屋、大阪、那覇の旅客で、特に首都圏は堅調に推移している。他方、東海エリア以西は新幹線と競合することも多く、一部の路線では減少傾向にある。

正式名称熊本空港
住所熊本県上益城郡益城町大字小谷1802-2
空港種別国管理空港
Webサイトhttps://www.kumamoto-airport.co.jp/
アクセス熊本駅前からバスで約1時間、タクシーで約45分
阿蘇駅前からバスで約1時間、タクシーで約40分
肥後大津駅から空港ライナー(バス)で約15分(無料)
駐車場3箇所
・営業時間:24時間
・収容台数:2,103台
・料金:30分まで無料,60分以上は100円〜
滑走路1本
3,000m×45m(07/25)
敷地面積150ha
就航路線5路線(国内線:8路線,国際線:3路線) ※2023年2月20日時点
利用エアライン10社 ※2023年2月20日時点
3レターコードKMJ

輸送実績(2022年)

総発着回数42,148回
総旅客数2,263,376(国内線:2,263,255,国際線:121)
貨物量6,818トン

参照元:国土交通省 空港管理状況調書 令和4年分

ターミナルビル概要

ターミナル数1
運営会社熊本国際空港株式会社
面積規模37,500㎡
運用時間15時間(6:30〜21:30)

沿革

1960年旧熊本空港が長さ1,200mの滑走路で供用開始
1980年滑走路の長さを3,000mに延長
1983年国際線ターミナル供用開始
2012年国内線ターミナルを拡張リニューアル
2020年空港運営のコンセッション化が採択
熊本国際空港株式会社が設立
2023年国内線・国際線供用の新ターミナルビルが供用開始(予定)

参考文献/URL

航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
阿蘇くまもと空港 オフィシャルサイト
阿蘇くまもと空港の公式サイトです。フライト情報、路線別時刻表、交通アクセス、施設サービスの情報などをご案内しています。

世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)

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