高知県・高知空港 -Kochi Airport-

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高知県への玄関口として東名阪および福岡を繋ぐ高知空港。1960年に供用開始し、国管理空港として旅客需要の高まりに合わせて滑走路を延伸し、着実に旅客数を増やしてきた。2003年に高知県出身で明治維新の主要メンバーである坂本龍馬にちなみ、空港の愛称として「高知龍馬空港」と名付けられた。日本にある空港の中で唯一、愛称に偉人の名前が付けられた空港である。

空港概要

高知県南国市に位置する高知空港は、日本国内では第20位付近、四国エリアでは徳島県の松山空港、香川県の高松空港に次いで3番目に多い空港である。2022年4月時点で、首都圏(羽田・成田)、名古屋(名古屋小牧)、関西(伊丹・神戸)、福岡への便が就航している。

国際線の就航はなく、ターミナルビルも国内線向けのみとなっている。2020年に国際線ターミナルを新設する動きがあったが、新型コロナウイルスの影響による航空需要の減少により見送られることとなった。現在は運行休止中だが、松山空港は上海、ソウル、台北への便があり、高松空港はソウル、上海、台北、香港への就航路線がある一方、高知空港は国際線の定期便はない(2022年4月時点)。

2003年に「高知龍馬空港」と愛称が付けられた。海外の空港ではジョン・F・ケネディ空港やダニエル・K・イノウエ空港など功績を残した人名から空港名が付けられることが多いが、日本では高知龍馬空港が唯一、人名が採用された空港となっている。

正式名称高知空港
住所高知県南国市久枝乙58番地
空港種別国管理空港
Webサイトhttp://www.kochiap.co.jp/
アクセス高知駅からリムジンバスで約26分
のいち駅(空港の最寄り駅)からタクシーで約10分
自家用車の場合、高知駅から約20分(高速道路を利用)
駐車場1箇所
乗用車1,028台(うち身障者用13台)
24時間(年中無休)
滑走路1本
2,500m×45m(14/32)
敷地面積141ha
就航路線6路線 ※2022年4月18日時点
利用エアライン4社 ※2022年4月18日時点
3レターコードKCZ

輸送実績(2021年)

総発着回数12,810回
総旅客数637,693人(国内線:637,693人、国際線:0人)
貨物量1,774トン

参照元:国土交通省 空港管理状況調書

ターミナルビル概要

ターミナル数1
運営会社高知空港ビル株式会社
面積規模10,947㎡
運用時間14時間
※利用時間は7:00〜21:00

沿革

1944年旧海軍航空隊基地として建設
1945年第二次世界大戦の敗戦により接収
1952年講和条約締結に伴い接収解除
1960年供用開始(滑走路:1,200m×30m)
1983年ジェット機対応のため滑走路を2,000m×45mに拡張
2003年愛称を高知龍馬空港と命名
2004年滑走路2,500mに延長し供用開始

参考文献/URL

航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
企業情報 | 高知龍馬空港
高知龍馬空港の企業情報ページです。

世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)

コメント

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