山形県・庄内空港 -Shonai Airport-

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山形県に2つある空港の1つで、北部に位置する庄内空港。酒田市と鶴岡市のちょうど中間地点に建設された日本海沿いの空港で、庄内地方への玄関口となっている。陸路によるアクセスは鉄道のローカル線のみのため、首都圏から訪れる人の多くが空港を利用している。もう1つの山形空港と共に愛称があり「おいしい庄内空港」と「おいしい山形空港」と名付けられている。

空港概要

山形県酒田市に位置する庄内空港。日本海沿いに建設された空港で、東西に伸びる滑走路1本で運用されている。空港の供用開始は1991年。空港建設のきっかけは、全国的に交通網の開発がされていく中で、庄内地方は東京や仙台からのアクセスに半日もかかってしまう現状に、地元民から声が上がった。

現在は全日空が東京・羽田便のみが運航している。開港当初は大阪・伊丹便があり、その後、新千歳便や東京・成田便の運航があったが、利用者の伸び悩みにより3路線とも廃止となっている。

山形県内には2つ空港があり、もう1つの山形空港と共に「おいしい」の愛称が付けられ「おいしい庄内空港」と名付けられた。両空港とも「おいしい」を付けた理由については、「山形県全体の魅力を表現し、通年で使用できる愛称が望ましい」や「両空港の一体感を表現できるものがいい」などの意見から「人も食も、自然も文化も山形県の全てが上質でおいしい。」という意味を表現するため、と県は述べている。*2

*2 山形県 県民の生の声コーナー 2017年3月 「山形空港」と「庄内空港」の愛称について」

正式名称庄内空港
住所山形県酒田市浜中字村東30番3
空港種別地方管理空港
Webサイトhttps://www.shonai-airport.co.jp/
アクセス酒田駅からバスで約40分
鶴岡駅からバスで約30分
タクシーの場合、酒田駅、鶴岡駅ともに約25分
駐車場全3箇所(第1、第2、第3) ※第3駐車場は長期利用者向け
乗用車518台(うち身障者用7台) 、バス2台、タクシープール21台
滑走路1本
2,000m×45m(09/27)
敷地面積107ha
就航路線1路線 ※2022年3月20日時点
利用エアライン1社 ※2022年3月20日時点
3レターコードSYO

輸送実績(2021年)

総発着回数2,556回
総旅客数105,477人(国内線:105,477人、国際線:0人)
貨物量300トン

参照元:国土交通省 空港管理状況調書

ターミナルビル概要

ターミナル数1
運営会社庄内空港ビル株式会社
面積規模5,345㎡
運用時間15時間
※利用時間は7:00〜22:00

沿革

1991年供用開始(東京・羽田線、大阪・伊丹線)
1994年東京・羽田線に中型ジェット機が就航
1995年北海道・札幌線を開設
1999年年間旅客者数が約45万人に到達
2008年北海道・札幌線が休止
2009年大阪・伊丹線が廃止

参考文献/URL

航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
庄内空港ビルについて - 庄内空港ビル株式会社
庄内米の柔らかい曲線をモチーフにデザインされたターミナルビルは、庄内地方の空の玄関口として、全国各地との高速ネ

世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)

コメント

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