長崎県・福江空港 -Fukue Airport-

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長崎県五島列島のビッグアイランド・福江島。長崎県で初めての離島空港として1963年に福江空港が開港。かつては長崎本土から4時間の船旅が必要だったが、島の経済発展を目的に空港が建設された。空港の愛称は島の名産品”椿”から「五島つばき空港」。

空港概要

長崎市から西へ100kmのところに位置する五島列島で最も大きな島である福江島にある空港。人口4万人に満たない福江島だが、2019年は観光客数が過去最高の25万人※1を記録するなど注目度が上がっている。空港の旅客者数も2019年に約17万人※2と過去最高を記録している。空港は島の東側、鬼岳の近くに設置されている。福江市街地までは近く、タクシーで10分ほどの距離にありアクセス性は高い。市街地には福江港ターミナルもあり、島の東側は輸送だけでなく五島列島の物流ハブ拠点としても重要な役割を果たしている。

福江空港は開港当初、滑走路長は1,100mだったが、今では2,000mにまで延長。ORCオリエンタルエアブリッジ社(ANAコードシェア便)が福岡と長崎を1日数本の便を運航し、繋いでいる。3階建てのターミナルは1階が出発手続きおよび到着フロア、2階が出発フロア、3階が送迎デッキというシンプルな構成となっている。売店やレストランも2階に併設されておりお土産や飲食物を購入することも可能。

*1 五島市地域振興部 観光物産課 令和2年 五島市観光統計

*2 国土交通省 空港管理状況調書 令和元年(平成31年度)分

正式名称福江空港
住所長崎県五島市上大津町2183
空港種別地方管理空港
Webサイトhttps://www.fukuekuko.jp/
アクセス市街地から
バスで15分、タクシーで10分
駐車場全1箇所
滑走路1本
2,000m×45m(03/21)
敷地面積58ha
就航路線2路線 ※2021年12月26日時点
利用エアライン2社 ※2021年12月26日時点
3レターコードFUJ

輸送実績(2021年)

総発着回数3,962回
総旅客数91,313人(国内線:91,313人,国際線:0人)
貨物量109トン

参照元:国土交通省 空港管理状況調書

ターミナルビル概要

ターミナル数1
運営会社福江空港ターミナルビル株式会社
面積規模2,181㎡
運用時間11.5時間
※利用時間は8:00〜19:30

沿革

1960年西海国立公園鬼岳麓で空港建設工事に着手
1963年長崎県初の離島空港として開港
長崎航空(現オリエンタルエアブリッジ)が大村便を就航
1967年ANAのフレンドシップ機が就航
1973年長さ1,200mの滑走路が供用開始
1976年滑走路を1,500mに延長
福岡便が就航
1986年滑走路を2,000mに延長
1988年新ターミナルビルが供用開始
2014年愛称に「五島つばき空港」が決定

参考文献/URL

航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
五島つばき空港
五島つばき空港。エメラルドグリーンの海、豊かな自然、そしておいしい食材。リゾート気分を味わえること間違いなし!五島へ訪れる際には快適な空の旅をご利用下さい。

世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)

コメント

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