米国のデンバー国際空港(DEN)は、空港で忘れ物をした持ち主をこれまで以上に見つけやすくするために、遺失物取扱所のシステムを更新。Hallmark Aviation Services社が提供する遺失物処理ソフトウェアシステムによって、遺失物の写真を撮るだけで、その持ち主を探し出すことができるという。
空港側は落とし物の写真を撮るだけで、ソフトウェアが自動的に製品番号やシリアル番号を認識し、分類。持ち主は、紛失した製品の説明と紛失した日付をシステム上で空港に届け出ることで、スタッフが確認し、紛失物を見つけることができるとのこと。
デンバー国際空港では月に平均して2,600個以上もの遺失物を処理しているという。旅客数が増加すれば、遺失物の数も比例して増えるとのこと。
遺失物を処理する際、空港側から持ち主に連絡することはなく、落とし主からシステム上で紛失の問い合わせを受ける形をとっており、申請は無料とのこと。
ただし、紛失物を受け取ってから30日を経過した場合、引き取り手のないものはデンバー市を通じてオークションにかけられるという。
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