インドのケンペゴウダ国際空港(BLR)を運営するバンガロール国際空港株式会社(BIAL)とIBMは、10年間のパートナーシップを発表。IBMとその子会社Kyndrylの新しいITプラットフォーム「Airport in a Box」を活用して、BLRの旅客体験を変革していくという。
BLRは将来の旅客輸送の増加に対応すべく、機敏性とオペレーションの柔軟性を高めるテクノロジーを必要としていた。目標達成に向けてIBMの子会社であるKyndryl社が提供する新しいプラットフォーム「Airport in a Box」を活用し、旅客に対して効率的かつ安全に、シームレスな体験の提供を行う。また、空港従業員の生産性を向上させることやIT資産の利用率向上にも寄与するという。AIを活用して、在庫管理や所有コストの最適化を実施。
本取り組みにおいて「Airport in a Box」が機能し、多くの旅客体験を向上することができれば、プラットフォームのグローバル展開を模索していくという。
BIALのMD兼CEOであるHari Marar氏は「BLRをスマートな空港、つまりデジタル化され、シームレスに接続された空港を実現するビジョンの一環としてIBMと提携できることを嬉しく思います。BLRはパイオニア空港でありインド航空業界変革のリーダーでもあります。私たちの目的はデジタル化された革新的なサービスや製品を導入し、旅客やパートナーがシームレスな環境において未来の技術を利用できるようにすることです。」と話す。
また、IBMサービスおよびIBMグローバルのシニアバイスプレジデントであるMark Foster氏は「IBMとKyndrylは、BIALの革新、運営効率の向上のほか拡大する旅客に対する卓越した体験を支援していきます。」とのこと。
IBMインドのマネージングディレクターであるSandip Patel氏は「BIALは、旅客や貨物のパートナーに対して価値を提供すべく最先端のテクノロジーを取り入れるパイオニアです。IBMとKyndrylをパートナーに迎えたことで、BIALは最高クラスのクラウドとAIソリューションと航空業界やテクノロジーに関する専門知識を統合して活用できるようになります。」と話す。
ケンペゴウダ国際空港 Press Release
IBM News