徳之島は、鹿児島県の奄美群島に属する島で、奄美大島と沖縄本島の間に位置する。島の面積は約250㎢※1あり、奄美群島の中では奄美大島に次いで大きい島である。徳之島空港は島の北西部にあり、鹿児島便を中心に、奄美大島や沖永良部へも就航している。1980年に滑走路が2,000mに延長され、鹿児島県の離島では初めてジェット機の受け入れが可能になった空港※2でもある。
※2 鹿児島県/徳之島空港
空港概要
徳之島空港は、島の北西部海岸沿いのリーフ上に建設されており、滑走路は南北方向に伸びている。
1962年に場外飛行場として開港したときは、滑走路の長さが1,200mであったが、1980年に2,000mまで延長され、鹿児島県内の離島では初となるジェット機の離発着に対応した空港となった。
現在の就航路線は、鹿児島、奄美大島、沖永良部の3路線が運航されており、県民の移動手段としても重要な役割を果たしている。
空港がある天城町の集落や平土野港からは車でおよそ7分、島の南東部にある亀津の港からは車で約30分の距離にある。
年間旅客者数は約17.2万人で、県内の離島の1つである屋久島空港(約17.6万人)とほぼ同じ規模※3である。
2021年には「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」が世界自然遺産に登録※4されたこともあり、来島者の増加が期待されている。
正式名称 | 徳之島空港 |
住所 | 鹿児島県大島郡天城町浅間1−1 |
空港種別 | 地方管理空港 |
Webサイト | https://www.pref.kagoshima.jp/ah09/infra/port/kuko/tokunoshima.html |
アクセス | ・鹿児島空港から飛行機で約1〜1.5時間(使用機材により変動) ・奄美空港から飛行機で約30分 ・平土野港から車またはバスで約7分 ・亀津から車で約30分、バスで約60分 |
駐車場 | 約214台 |
滑走路 | 1本 2,000m×45m(01/19) |
敷地面積 | 53ha |
就航路線 | 3路線(国内線:3路線,国際線:ー) ※2024年4月1日時点 |
利用エアライン | 1社 ※2024年4月1日時点 |
3レターコード | TKN |
輸送実績(2022年)
総発着回数 | 5,858回 |
総旅客数 | 172,054(国内線:172,054,国際線:0) |
貨物量 | 159トン |
参照元:国土交通省 空港管理状況調書
ターミナルビル概要
ターミナル数 | 1 |
運営会社 | 徳之島空港ビル株式会社 |
面積規模 | 1,862㎡ |
運用時間 | 約11時間(8:30〜19:30) |
沿革
1962年 | 滑走路1,080mを有する場外飛行場として東亜航空のもと供用開始 |
1973年 | 滑走路を1,200mに延長 |
1980年 | ・滑走路を2,000mに延長し、ジェット機の離発着に対応(鹿児島県の離島初) ・滑走路の延長に合わせて新ターミナルビルを建設 |
2012年 | 空港開港50周年を記念に「徳之島子宝空港」の愛称がつく※5 |
参考文献/URL
航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
徳之島空港
徳之島空港:
世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)