ドイツ・ブルッフザールに拠点を置き、都市型エアモビリティ(UAM)のパイオニアであるVolocopter社は、韓国・ソウルで2Xと呼ばれる機体による有人のテストフライトを実施。完全な電動力による垂直離着陸(eVTOL)エアタクシーで乗務員がいる公式なテストフライトとしては韓国初とのこと。
金浦国際空港(GMP)で行われた5分間の有人テストフライトは、約3kmの距離範囲をカバーするとともに最高高度50m、最高速度45km/時まで達することができたという。
Volocopter社のCEOであるFlorian Reuter氏は「韓国・国土交通部の包括的なロードマップでは、2025年までにUAMを商業化する目標を掲げており、それに向けて良いスタートとなりました。韓国初の乗務員がいるeVTOLテスト飛行を実施できたことは我々が提案するエアタクシーの未来が今ここにあることを改めて証明できたことを非常に光栄に思います。UAM業界のパイオニアとして、韓国におけるUAMの実現に向け、政府機関や民間企業、パートナーと協力していきたいと思います。」と話す。
Volocopter社が行ったエアタクシーのテスト飛行は2019年シンガポールのマリーナベイサンズ以来となり、ソウルはアジアで2番目の都市となったとのこと。
韓国で開催中のK-UAM Confex 2021にて、11月16日に仁川空港で公開テスト飛行を実施する予定で、仁川国際空港公団総裁と仁川広域市市長が出席する予定だという。ただし天候によっては中止になる可能性もあるとのこと。
Volocopter Newsroom