航空ITソリューションを提供するSITA社とエチオピア航空が提携し、エチオピアにあるアディスアベバ・ボレ国際空港にSITA Smart Pathセルフサービスを導入。スマートなチェックインにより旅客体験を向上することで、アフリカでの旅行をより安全なものにしていくという。
今回導入されたサービスは、エチオピア航空の乗客に対し、チェックインとバッグドロップをセルフサービスで行える新しいテクノロジーが導入されている。
これによりチェックインはオンラインで可能となり、セルフバッグドロップエリアに直行し素早く荷物を預けることができる。そのため、長い列に並ぶことなく、またソーシャルディスタンスも確保することで、空港での混雑を緩和できるという。さらには、地上係員と旅客との接触を減らすことができるのはCOVID-19の文脈においても重要なことだという。
今後の展開として、バイオメトリクスに対応するための将来の拡張性を見据えて、空港での準備を進めている。エチオピア航空は、周辺地域の中で旅客処理においてこのレベルの自動化を実現した初めてのエアラインだという。
エチオピア航空グループの最高情報責任者代理であるGetinet Tadesse氏は「大陸の主要エアラインとして、改善したソリューションを通して旅客が空に戻ってくることを嬉しく思います。ボレ空港での新しいテクノロジーの実装は、お客様の安全性を確保しながら飛行機での移動を簡素化することで、旅客体験のレベルを高めてくれるでしょう。」と話す。
またSITA中東・アフリカの社長であるHani El-Assaad氏はこう話す。「私たちのSmart Path Bag Dropテクノロジーをアフリカで最初に導入した空港がアディスアベバ・ボレ国際空港であり、その活用はエチオピア航空が初めてです。この展開は今後のアフリカ航空輸送業界を大きく変えていくきっかけとなるでしょう。航空会社はインテリジェントな空港ソリューションを活用して、持続可能な成長を維持したまま、よりスマートでタッチレスな未来の旅行に向けた基礎づくりを実現する準備ができています。」
SITA News Release