米国ニューヨークにあるジョン・F・ケネディ国際空港のターミナル4を運営するJFKIAT社は、Inflyter社とDFSグループとパートナーシップを結び、免税ショッピング向けのブランドデジタルマーケットプレイスを立ち上げた。
このEコマースサービスにより、ターミナル4を利用する旅客はいつでもオンラインで免税品を購入することが可能になる。購入品はゲートに運ばれ、搭乗直前に商品を受け取ることができる。このデジタルマーケットプレイスは、非接触でかつ完全にデジタル化されたプロセスとなっており、旅客と従業員の安全性を保ちながらシームレスな旅客体験を提供する。
JFKIAT社のCEOであるRoel Huinink氏は「私たちは、お客様にとってカーブサイドから搭乗ゲートまでをシームレスな体験となるよう、ターミナル4の製品を改良し続けています。また今回、Inflyter社とDFSグループと提携して、米国の空港ターミナルで初めてとなるデジタル免税マーケットの立ち上げができたことを誇りに思います。」続けて「パンデミック以降、お客様と従業員の安全はとても重要であり、非接触な状態を確保することは空の旅の信頼を再構築するために不可欠な要素です。旅客数も少しずつ増え始め、ターミナル4での新しいショッピング体験を提供できることを嬉しく思います。より多くの小売業者がこの新しいプラットフォームに参画してくれることを楽しみにしています。」とのこと。
またInflyter社の創業者でありCEOのWassim Saadé氏は「乗客がいつでもどこでもオンラインで免税品を購入できる便利なEコマースプラットフォームを提供できることを嬉しく思います。特筆すべきは、デジタルマーケットプレイスには複数の小売業者が参加しており、米国で初めてオンラインとオフラインが完全に統合されたショッピング体験を提供している点です。」と話す。
さらにDFS北米担当マネージングディレクターであるMartin Mathews氏は「DFSでは、旅行者に一流のショッピング体験を提供することを常に目指しています。このEコマースプラットフォームにより、お客様はDFSでしか手に入らない限定品や地域限定商品を楽しむことができるようになりました。」とのこと。
JFKIAT社は2019年にも、AtYourGateというアプリを使って飲み物や食べ物を注文すると、ゲートまで商品を運んできてくれるサービスを始めるなどテクノロジーを活用した新しい取り組みを積極的に実施している。
JFK International Air Terminal (JFKIAT) News