Raytheon Technologies社傘下のCollins Aerospace社は、グローバルな飛行追跡ソリューション、予測技術、分析、意思決定ツールを提供するデジタル航空業界のリーディングカンパニーであるFlight Aware社を買収する正式契約を締結という。
買収後、FlightAware社はCollins Aerospace社のアビオニクス戦略ビジネスユニット内の情報管理サービスに加わる。なお、 本契約の買収額は公表されていない。
Collins Aerospace社のアビオニクス部門責任者であるDave Nieuwsma氏は今回の買収について次のように述べている。「世界規模で繋がっていることは、今や航空業界のあらゆる分野に影響を与えています。FlightAware社は、データ収集、分析、カスタマー・エクスペリエンスのリーダーとして知られており、私たちが顧客のためにコネクテッド・エコシステムのパワーを最大限に引き出すのに役立つ考えている。」
また、FlightAware社のCEOであるDaniel Bake氏は「世界の航空宇宙関連の企業や航空機オペレーターは、航空の効率性と信頼性にデジタル革命に期待しており、この重要な時期にCollins Aerospace社とRaytheon Technologies社に加わり、さらに広範な規模でその革命をリードし続けることができることを嬉しく思います。」とのこと。
Flight Aware社について
米国・テキサス州ヒューストンを拠点とし、約130名の従業員を擁する会社。2005年に設立され、世界の航空業界にリアルタイムおよび過去のフライト情報等を提供するリーディングカンパニー。航空機の現状および予測される動きに関する包括的な情報を最高クラスのアプリケーションとデータサービスを通じて、航空業界のあらゆるセグメントに対してサービスを提供。世界7大陸、200カ国と地域に広がる何万台もの受信機を持つFlight Aware社独自の地上ADS-Bネットワークからのデータを含む、何百ものデータソースの収集、解釈、付加価値を通じて、何百万もの生のフライトデータ要素を変換し、提供している。
Collins Aerospace社について
Raytheon Technologies社の一部門であり、世界の航空宇宙・防衛産業向けに技術的に高度でインテリジェントなソリューションを提供するリーダー企業。UTCエアロスペース・システムズとロックウェル・コリンズを統合して2018年に誕生したCollins Aerospaceは、顧客の困難な課題を解決し、急速に進化するグローバル市場の要求に応えるための能力、包括的なポートフォリオ、専門知識を備えている。
Raytheon Technologies Corporationについて
マサチューセッツ州ウォルサムに本社を置き、世界中の商業、軍事、政府機関の顧客に高度なシステムとサービスを提供する航空宇宙・防衛企業。業界をリードする4つの事業を擁し、アビオニクス、サイバーセキュリティ、エネルギー、電力推進、極超音速、量子物理学などの分野で革新的なソリューションを提供。2020年にRaytheon CompanyとUnited Technologies Corporationの航空・宇宙事業を統合して設立。
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