ACIが空港ターミナル容量の増加に向けた計画で活用する新しいツールをリリース

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国際空港評議会(ACI)ワールドは、パンデミック後の回復期にある中、各国の空港が旅客増加の対応に向けたターミナル計画を支援する新しいツール(界面容量ツール)をリリースした。

ACIワールドのビジネスパートナーであるRedwater Consulting Group社によって開発された本ツールは空港で必要とされるリソースや機器のレベルを評価することに役立つ。特に、物理的な距離によって発生する行列の長さや時間、ブレークポイントを評価することができるという。

感染症対策として物理的な距離を保つ場合に必要な追加スペースやキューイング要件のほか、ヘルスチェックを行うプロセスポイントの追加による影響を評価することを簡易にできるように設計されている。

チェックイン(オンライン、手荷物預け入れ、従来のデスク)のセキュリティ、イミグレーション、搭乗、手荷物受け取りなどターミナルのプロセスポイントに焦点を当て、各プロセスポイントの平均サイクル時間を用いて、プロセス全体の待ち時間を算出するとのこと。

また本ツールは、技術者以外の空港関係者でも使えるようにユーザーフレンドリーなつくりになっており、簡単な入力と操作でモデルを使用して効率的に安全でシームレスな旅客体験を提供できるという。

ACIワールドのディレクターであるLuis Felipe de Oliveira氏は次のように話す。「私たちは、パンデミック後の航空需要回復に対応している各空港をサポートすべく、新たなガイダンスと革新的なツールを提供することを決めました。COVID-19対策としての物理的な距離の確保や要件をすべて満たしながら、効率的かつシームレスな旅客体験を提供したいという空港の決意をサポートしたいと考えていました。我々にとって各空港をサポートすることは重要な優先事項のひとつです。シンプルかつ低コストな本ツールは、中小規模の空港でもボトルネックを軽減し、旅客体験を向上させるのに役立ちます。また、交通量や運用の増加を計画する際、待ち行列において乗客がとる物理的な距離の影響を把握することにも役立つでしょう。」

開発パートナーRedwater社のマネージングディレクターであるAnthony Cicuttini氏は「私たちはユーザーを念頭に置いて可能な限りシンプルなツールにすべく設計を行いました。ユーザーは既存の業務を確認したり、旅客処理の変更が業務遂行にどのような影響を与えるのか評価したり、新しいインフラの要件を確認することが可能になります。空港は業界の新しい動きに運用を変えて対応していくことが不可欠です。本ツールはその方針策定に役立つと考えています。」と話す。

ACI World Press Release

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