香港国際空港のフライトトークンが旅客プロセスにおけるベストイノベーション賞を受賞

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Credit: Hong Kong International Airport

香港国際空港(HKIA)が提供する生体認証技術を活用した「Flight Token(フライトトークン)」がAmadeus & ACI World Technology Innovation Awards 2021の旅客プロセス部門のベストイノベーション賞を受賞。HKIAでは2018年にeセキュリティゲート、2020年にe搭乗ゲートをそれぞれ展開した後にフライトトークンが導入され、出発旅客に対してチェックインから搭乗までの利便性を提供しているという。

HKIAを運営する香港空港管理局(AAHK)のVivian Cheung氏は「空港でシームレスな旅を提供するためにテクノロジーを応用してお客様体験の向上に努めてきたことが評価され、名誉ある賞を受賞することができて光栄です。フライトトークンはお客様の出発手続きを迅速化するだけでなく、書類や身分証明書の手動チェックに比べて精度向上が期待できます。そしてさらに、COVID-19を背景に、航空機を利用するお客様が触れずに済むように、人との関わりを最小限に抑えることもできます。」と話す。

フライトトークンを使った搭乗までのプロセスは下記の通り。

①出発ロビーに設置されたキオスク端末でお客様のパスポートをスキャン

 …ここで搭乗者のパスポートと搭乗券の情報を含む生体認証トークンが発行される

②受託荷物がある場合はセルフバゲージドロップで荷物を預ける

 …設置されたカメラで本人確認を行い、荷物を預ける

③セキュリティゲートや搭乗ゲートでは顔認証による本人確認が実施

 …パスポートや搭乗券を提示する必要はない

e搭乗ゲートはHKIAターミナル1のすべての出発ゲートに導入されているとのこと。現在、AAHKはセルフバゲージドロップカウンターおよびスマートチェックイン機に生体認証カメラとタッチレス機能を導入しようとしており、HKIAへのフライトトークンの完全導入に向けてエアライン各社とテストを実施しているとのこと。

香港国際空港 Press Release

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