レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港が最先端の機内持ち込み手荷物検査機器を導入

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Credit: Smiths Detection

イタリア・ローマにあレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(FCO)は、セキュリティ機器分野を牽引するSmiths Detection社が提供する最先端の機内持ち込み手荷物検査機器HI-SCAN 6040 CTiXを30台導入したという。

3D画像を生成するスキャン機を導入し、検査スピードを向上

この機器は、高解像度の3D画像を生成するコンピュータ断層撮影(CT)X線スキャナで、手荷物検査を迅速かつ徹底的に行い、誤警報率を低く抑えることができるとのこと。また、このスキャナーであれば、電子機器や液体をバッグに入れたまま検査ができるため、旅客の検査を迅速化するとともに接触頻度も減らすことができるという。

既存の危険物探知機との併用も可能

CT X線スキャナーとフィウミチーノ空港(FCO)ですでに納入済みであるSmiths Detection社の微量探知機45台を組み合わせることで、セキュリティと業務効率のさらなる向上が期待できるとのこと。微量探知機は、高感度、非放射性、軽量、携帯可能なデスクトップシステムで、微量の爆発物や麻薬を検出・識別することができる機器。

検査機器に搭載されたソフトウェアで物体も検知

さらに今回導入された検査機器は、 Smiths Detection社の物体認識ソフトウェアであるiCMOREを搭載することができるとのこと。このソフトウェアによって、禁止物品の検出プロセスを自動化し、検査担当者の負担と潜在的なエラーを軽減することができるという。

Smiths Detection社のシニアキーアカウントであるStefano Scardigli氏は「3D画像を活用した当社のCT X線スキャナーは、機内持ち込み手荷物の高度な検査を可能にし、セキュリティ強化と業務効率の向上を実現します。電子機器や液体を機内持ち込み手荷物に入れたままで検査ができるようになったことで、特に世界中の空港で人手不足が指摘されている中、検査プロセスを迅速化することができるでしょう。」と話す。

また、レオナルド・ダ・ヴィンチ・ローマ国際空港のADRセキュリティの最高責任者であるMarco Stramaccioni氏は「私たちはレオナルド・ダ・ヴィンチ・ローマ国際空港の旅客体験とセキュリティにおいて先駆者となることを期待しています。旅客数が増加する中で、本機器の導入は、旅客のスクリーニングを効率的に行い、検査担当者の負担を軽減することができるようになります。」と述べている。

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