モーリタニアのヌアクショット空港がAmadeus社が提供するクラウドプラットフォーム「Amadeus Flow」への移行を完了

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西アフリカのモーリタニアにあるヌアクショット空港を運営するAfroport社は、旅客サービスを提供するクラウドベースのプラットフォームであるAmadeus社の「Amadeus Flow」への移行を完了。

ヌアクショットの旅客数は2019年の水準の90%に達しており、旅客とエアラインは現在、テクノロジーの恩恵を受けている。新しいクラウドソリューションの導入によって、地上スタッフは主要な旅客タッチポイントで一貫したサービスを提供し、旅客の手荷物を効率よく追跡・管理することができるようになったほか、空港とエアライン各社とのパートナーをより簡単に紐づける新しいクラウドコンピューティングインフラも整備されたという。

ヌアクショット空港のほかアフリカの空港を運営するAfroport社は、アブダビに拠点を置く野心的な新しい民間企業で、独自の運営モデルに基づき、アフリカを代表する空港グループになることを使命としている。同社は、旅客サービス、フライトサービス、グランドハンドリングサービスから、小売店や空港ホスピタリティまで、空港運営のあらゆるサービスを提供する。モーリタニア政府は、Afroport社にヌアクショット空港の近代化と管理を長期契約で委託している。

ヌアクショット空港は、Afroportが運営する空港において、Amadeus社の新世代クラウドテクノロジーに移行する最初の空港であり、このプロジェクトは、2020年6月のパンデミックのピーク時に始まり、現場のエンジニアを一切必要とせず、100%遠隔操作で完了したとのこと。

Afroport社の会長であるMohamed Alkhyeli氏は「アフリカは多額の外国直接投資を誘致していますが、近代的な航空輸送インフラがあってこそ、アフリカ大陸はその経済的な潜在力を発揮できるのです。」と話す。

また、Afroport社のCEOであるVincent Dennehy氏は「事業者として幸運だったのは、我々のビジネスモデルを支えるために最新のシステムを選択できたことです。Amadeus Flowなら、アフリカの遠隔地にある小さな空港であっても、信頼性が高く、継続的に更新され、導入が容易な最先端のテクノロジーの恩恵を受けることができます。」と述べている。

Amadeus社の空港ITヨーロッパ・中東・アフリカ担当バイスプレジデントであるYannick Beunardeau氏はこう話す。「Afroport社のチームは航空業界での豊富な経験を持ち、アフリカ全土の空港を近代化するため、説得力のあるモデルを持っています。何百ものエアラインとの統合が可能な当社のクラウドベースのプラットフォームに移行できることを嬉しく思います。」

Amadeus Press Release

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