米国のメンフィス国際空港（MEM）は、Amadeus社の空港管理ソリューションを含む技術的なシステムのアップグレードを行い、空港運用能力の強化を図る。新しい空港運営データベース（AODB）の導入によって、1年前のフライトスケジュールなど様々な情報が提供され、空港のあらゆるシステムと関係者が一貫して長期的な運営状況を把握できるようになったという。
ここ数年、MEMは乗り継ぎハブ空港としてではなく、航空会社を多様化し、超低コスト航空会社を含め、さらなる航空会社の誘致に力を入れており、大規模なコンコース再開発に加え、この変化をサポートするための次世代ITシステムを採用しているとのこと。
この新しいシステムにより、MEMは航空会社からの需要をリアルタイムに把握し、共有ゲート、チケットカウンター、手荷物預かりを管理するためにアマデウス・リソース・マネージメント・システム（RMS）に移行するほか、アマデウスのPROPworksという契約・請求管理システムも利用するとのこと。
MEMの代表取締役社長兼CEOであるScott A. Brockman氏は「私たちの近代化プロジェクトは、メンフィスのお客様の旅行体験を新しくし、何百万人もの旅行者をこの素晴らしい街に迎え入れることになります。この技術は当社の近代化と今後の運営において重要な役割を果たすと思います。」と話す。
また、Amadeus社の空港IT・オペレーション部門責任者であるElena Avila氏は「米国の空港の多くが、航空業界で進展するオペレーションの変化に対応しています。当社のテクノロジーは、複数の航空会社が共有するターミナルやリソースの複雑さを管理するために特別に設計されているため、継続的な変革において重要な価値を発揮します。特に、メンフィスでの新しい変革をサポートできることを嬉しく思います。」と述べている。
Amadeus Press Release
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