ドイツ・ミュンヘン空港を運営するミュンヘン国際空港株式会社(以下、MAI)は、ORAT(Operational Readiness and Airport Transfer)プロジェクト管理ソフトウェアを提供する米国・アトランタの企業Citiri社と提携し、空港運営者やインフラ開発者に対してデジタルORATサービスを提供することを発表。
MAIのノウハウと経験にCitiriのプラットフォームを組み合わせることで、世界中の顧客に高度なORATソリューションを提供することができるという。既存インフラの拡張や新空港の建設など、主に空港運営者や官庁、投資家の人たち向けに作られている。
MAIのマネージングディレクターであるDr. Ralf Gaffal氏は「ORATは1992年にミュンヘン空港が移転する際に誕生しました。過去30年の間、我々は世界で40以上のORATを成功させ、顧客の利益に貢献し、プロセスの改良に努めてきました。Citiri社との提携は、ORATをデジタル化し、お客様の建設段階のコストや時間を削減するほか、開発・活性化プロジェクト全体でより多くの価値を実現することです。」と話す。
ミュンヘン空港は世界で初めてORATプロセスを開発し採用した空港であり、このフレームワークは世界中の空港や航空会社で採用されるほど成功を収めている。
Citiri社は、サンフランシスコ空港やロサンゼルス空港、アトランタ空港、シアトル空港など米国の主要空港を顧客に持つ。Citiri社のCEOであるOrtez Gude氏は次のように話す。「私たちの開発したソフトウェアはMAIのフレームワークをベースにしているため、ORATのマーケットリーダーであるMAIと提携することは理にかなっています。Citiri社は建設時のリスクを最小限に抑え、ROIを最大化することを使命に、MAIが構築したORATをフレームワークをデジタル化します。MAIはこれまでのプロジェクトでフレームワークの健全性を証明してきました。今回の提携を通して、我々は世界中の空港にORATと資金計画の実行に貢献していきます。」
Munich Airport Press Release