米国のマイアミ国際空港(MIA)は、米国に拠点を置くSIerであるomniQ社が開発したAIによるナンバープレート認識(LPR)および車両認識技術を搭載したシステムomniQ VISIONを導入。このシステムは現在、アトランタ空港、ダラスフォートワース空港、ロサンゼルス国際空港、ジョン・F・ケネディ空港など米国のハブ空港上位20の50%を含む40以上の空港で導入されているとのこと。MIAには2021年第4四半期に導入される予定とのこと。
このシステムは、空港の入退場エリアに50以上の固定レーンのLPRを設置し、ナンバープレートの処理とフェイルオーバー機能を提供するという。システムにはomniQ社のSeeMobile車載用LPRとSeePatrol携帯用LPRが含まれており、ナンバープレートの管理に加え、車両通知用のBluetoothプリンタも含まれているとのこと。
MIAは、2020年の搭乗者数が1,860万人で、米国の大規模ハブ空港の中で11位。フロリダ州の大規模ハブ空港の中でomniQ VISIONのソリューションを導入するのは、ジャクソンビル空港、タンパ空港、フォートローダーデール・ハリウッド国際空港に次いで、4番目の空港とのこと。
omniQのCEOであるShai Lustgarten氏は「omniQ VISIONがMIAで採用されたのはニューヨーク・ニュージャージー港湾局での複数年にわたる成功に続くものです。米国のハブ空港の将来性を高めるために、各社とパートナーを組むことができ、大変感謝しています。」と話す。
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