プンタ・カナ国際空港が保安検査場のセキュリティポイント設備をアップグレード

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Credit: Punta Cana International Airport

ドミニカ共和国のプンタ・カナにあるプンタ・カナ国際空港(PUJ)は、保安検査場のセキュリティチェックポイントの設備アップグレードに、米国バージニア州レストンに拠点を置くテクノロジー企業Leidos社を採択することを決めたという。

増加する旅客数に対応して、保安検査場のセキュリティレベルと処理効率をアップ

PUJはLeidos社の世界トップクラスの技術を活用し、旅客と空港職員の安全を確保するとともに、業務効率および旅客処理効率の向上を目指すとのこと。

プンタ・カナは、年間400万人以上の観光客が訪れるカリブ海の人気観光地であり、今後数年間でさらなる増加が予想され、それに対応するべく、空港関係者はセキュリティの向上と効率化の必要性を感じているという。

セキュリティエコシステムで全体を統合

今回のアップグレード計画では、プンタ・カナ国際空港ターミナルBにある保安検査場のすべてのセキュリティレーンをLeidos社の最新技術に入れ替えるという。ピープルスキャナーPro:Vision® 2のほか自動トレイリターンシステムProPassage™および各保安検査場の機内持ち込み手荷物用自動CTスキャナーClearScan™の設置が含まれているとのこと。また、すでにPUJにはLeidos社の卓上型爆発物痕跡検知器B220™が導入されており、Leidos Mosaic™エンタープライズソフトウェアソリューションを活用してセキュリティエコシステム全体を統合し、空港運営の他の要素とも連携させる予定だという。

2023年前半までにすべての保安検査場をアップグレード予定

2022年の夏から導入を実施し、年末までにいくつかのレーンが完全にアップグレードされる予定とのこと。残りのレーンについては、2023年前半に完了する予定だという。

プンタ・カナ国際空港のランドサイド&貨物部門の責任者であるAlberto Smith氏は「Leidos社と協力することで、最も安全が確保された保安検査場を、最も低い運用コストでかつ最も高い旅客処理効率で提供することが可能になります。これにより、旅客は素早く保安検査を通過し、出発便に乗ることができるようになります。」と述べている。

Leidos社の上級副社長であるBradley Buswell氏は「我々は、空港のカーブサイドから搭乗ゲートまでをシームレスに移動できることが重要であると考えています。弊社の革新的な技術を活用することで、旅客は機内持ち込み手荷物から電子機器や液体物を取り出す必要がなくなり、搭乗までの時間を短縮し、効率化を図ることができるでしょう。」と話す。

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