ブダペスト空港がWolt社と提携し、カフェなどへの事前オーダーサービスを導入し利便性を強化

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Credit: Budapest Airport

ハンガリーにあるブダペスト空港(BUD:正式名称はブダペスト・リスト・フェレンツ国際空港)は、ヨーロッパの空港では初めてWolt社と提携し、BUD内のレストランやカフェなどへ事前オーダーができるサービスを新たに開始。

モバイルアプリケーションを通して、空港内の飲食店で待ち時間なく、迅速かつ非接触に注文、決済、受け取りができるようになるという。旅客審査後のトランジットエリアにあるほとんどのレストランやカフェが利用可能とのこと。オーダーした食事を受け取りトランジットエリアのダイニングテーブルで食べることも、機内に持ち込む混むこともできるという。

現在は、搭乗予定のある旅客および空港スタッフのみが利用可能となっており、オーダーされた飲食物は旅客審査後に受け取ることができる仕組みとなっている。ただし今後は利用者の対象範囲を広げていく予定とのこと。

モバイルアプリケーションからの注文であっても、直接店舗に訪れる場合と同じ料金設定であり、Wolt社のカスタマーサービスも追加料金なしで利用可能という。

BUDのCEOであるChris Dinsdale氏は今回のWolt社との提携について次のように話す。「私たちは、サービスのポートフォリオと空港サービスの質を常に向上させています。先日、8年連続で地域で最も優れた空港として評価いただいた。お客様に最高の旅行体験をしていただくために、これからもお客様の旅を進化させていきたいと思います。」

またBUDのリテール&プロパティマネジメント部門の責任者であるPatrick Bohl氏は「ブダペスト空港は、ヨーロッパの空港で初めてお客様がWolt社のサービスを使ってトランジットエリアで食事を事前に注文できるようになりました。このことを誇りに思っています。これにより、飲食の選択がより簡単でシンプルなものになり、注文がより迅速に、かつ非接触でできるようになりました。そして何よりも時間の節約になります。Wolt社との唯一のパートナーシップにより、コロナウイルスの影響で閉店していたレストランやカフェが再開し、徐々に回復していく旅客に対して、より安全で快適なサービスを提供することができるようになりました。」とのこと。

Wolt社で中央ヨーロッパエリアを担当するゼネラルマネジャーのÁkos Tajta氏は「ブダペスト空港との提携により、Wolt社は、旅客がいつでもどこでも食べ物や飲み物を注文できる世界に向けて重要な一歩を踏み出すことができました。今回の取り組みは、間もなく開始される「Wolt Market」や、ハンガリー国内のサービスエリアを徐々に拡大し、多くの町に展開しているようお客様により多くの選択肢を提供することに重点を置いています。コアサービスと同様に、新たなサービス展開でも、早く、簡単に、安全に注文できることを重視しています。」と話す。

本サービスはApp StoreおよびGoogle Play StoreからAPPをダウンロード可能で、すぐに利用できるという。今後は、空港内全体で事前オーダーができるようサービス改善を検討していくという。

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