フランクフルト空港は8月2日、ターミナル1のホールCに新しいアトラクション施設となるマルチメディアのフラポートビジターセンターを夏の旅行シーズンに合わせてオープン。約30の革新的でインタラクティブな展示で、あらゆる年齢層のお客様に航空の魅力的な世界を間近で体験してもらうという。
1,200㎡のフロアに展示物が設置され、フランクフルト空港と航空業界の舞台裏をエキサイティングに紹介。来場者は、空港の日常業務のほか、空港の歴史や航空技術を学び、航空の未来を考える機会を得られるそう。
また、エアバスA320neoを駐車位置に誘導するというゲームでは、来場者がマーシャリングのスキルを試すことができたり、バーチャルリアリティで空港のバゲージハンドリングシステムを体験することもできるという。
フランクフルト空港を運営するフラポート社のCEOであるStefan Schulte博士は「私たちのマルチメディアビジターセンターでは、多様かつ非常に複雑な空港の世界を理解し、実際に体験することができます。また、この新しいアトラクションは、地域社会やドイツ国内および世界各地からのお客様との長期的な対話を深めていく鍵となるでしょう」と話す。
その他にも、”The Globe”というインタラクティブな液晶ディスプレイはビジターセンターの中でも技術的に洗練された展示で、世界中のすべての飛行状況がリアルタイムで表示される。このシステムは、28台のディスプレイを組み合わせて、約25㎡の広さを持つ1つのスクリーンを作っている。フライトデータは、米国のフライトトラッキングプラットフォームであり、フランクフルト空港とデータ処理に関して提携しているFlightAware社からの提供とのこと。
フラポートビジターセンターは約570万ユーロ(日本円で約7.4億円)で、2年間の建設期間を経て、2020年秋に完成。ただ”パンデミック”の影響により延期を繰り返し、この8月にオープン。フラポート社の取締役であり、小売・不動産部門のエグゼクティブ・ディレクターであるアンケ・ギーセン氏は「パンデミックの影響で何度もオープンを延期することになったが、ようやくフランクフルト空港でお披露目することができ、大変うれしく思います。このセンターは、空港の魅力的な世界にスポットライトを当てています。」と話す。
フラポート・ビジター・センターの営業時間は午前11時から午後7時まで。大人12ユーロ/人、会員10ユーロ/人、4歳以下の子供は無料となっている。
また、フラポートビジターセンターは、イベント会場としても活用可能。最新のプレゼンテーション技術が導入されており、空港のパノラマを背景にした製品発表会、記者会見、パーティーなどに最適な場所とのこと。
Fraport Newsroom
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