ドイツ・フランクフルト空港は旅客体験の向上に向け、航空業界に技術を提供するスイスのテクノロジー企業SITA社の最新キオスク(TS6)をターミナル1および2に合計87台を採用。このキオスクは生体認証にも対応しており、今年中に設置が完了される予定だという。
SITA社が提供するTS6キオスクは汎用性が高いことに加え、旅客が素早くチェックインし、セルフバッグドロップサービスの手荷物タグを取得することができるという。SITA社の別のシステムとも連携しているため、、複数のエアライン間で統一された旅客体験を提供し、使いやすさを向上するとともに、物理的なタッチポイントを減らすことができるとのこと。
TS6キオスクはモジュール式の設計を採用しているため、キオスク全体を交換することなく機能拡張や変更が可能となっており、コスト効率や持続可能性の観点でもメリットがあるとのこと。今回のフランクフルト空港への導入規模は、ヨーロッパ最大となる見込み。
フランクフルト空港を運営するフラポート社の航空・インフラ部門エグゼクティブ・ディレクターであるPierre-Dominique Prümm博士は「Covid-19の影響から航空業界が回復するためには、革新的で安全かつスマートな旅行方法をお客様に提供しなければいけない。それと同時に、回復力のある効率的な空港運営を確保することが重要です。SITA社はこの目標に向けて我々をサポートしてくれるでしょう。」と話す。
また、SITA社のヨーロッパ担当責任者であるSergio Colella氏は「私たちは、パンデミックの影響から回復しつつあるフランクフルト空港のような主要空港を引き続きサポートできることを誇りに思います。テクノロジーは、すべての人にスマートで安全な旅行を提供するとともに、Covid-19期間に失われた事業収益を取り戻し、明日の不測の事態にも適応できる柔軟なオペレーションを確保する鍵を握っています。より強固で持続可能な航空業界は、旅客、経済、雇用に恩恵をもたらすでしょう。」と述べている。
SITA News Release