ヒューストン空港はAmadeus社のソリューションを導入し、旅客向けサービスをセルフ化

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米国にあるジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(IAH)とウィリアム・P・ホビー空港(HOU)を運営するヒューストン空港は、チェックインから搭乗までのすべてのプロセスにおいてAmadeus社のソリューションを活用し、次世代の空港体験を創造するという。

生体認証技術を使ってタッチレスかつシームレスな旅客体験を実現

IAHのターミナルAとD、HOUを利用する旅客は、まもなくチェックインや手荷物の預け入れ、エアラインラウンジへの入場、航空機への搭乗において空港スタッフとのやりとりや書類の提出をすることなく実施できるようになるという。生体認証に登録しておくことで、旅客の顔が搭乗券とパスポートの代わりになり、空港での移動が迅速、簡単、かつスムーズになるとのこと。

この強力な変革によって、ヒューストン空港はレガシーなITシステムが、Amadeus社のクラウド基盤へと移管され、チェックインや手荷物預け入れなどの業務が簡素化され、アップグレードしたという。230以上のチェックイン情報が一つに統合・接続され、そのうち110が生体認証技術によるサービスを提供できるとのこと。

旅客自身がサービスの提供形式を選択可能

さらに、新しいチェックイン・キオスクや自動手荷物預け入れ機器、e搭乗ゲートが新しいプラットフォームの一部として設置される予定で、旅客はすべてのステップにおいて、生体認証によるサービスなど自分に合った空港体験を選択できるようになるという。

ヒューストン空港の最高技術責任者であるDarryl Daniel氏は「先進的なテクノロジーは、待ち行列の短縮や効率性の向上、旅客体験の大幅な改善につながるでしょう。この革新的な技術を使うことで、空港での移動をよりシームレスに、タッチレスかつ直感的にすることができ、利用者や航空会社、空港パートナーにとって大きな価値がありますと考えています。」と話す。

また、Amadeus社の空港IT部門アメリカ担当上級副社長であるBetros Wakim氏は「旅客のエンドツーエンド体験全体を戦略の中心に据え、ヒューストン空港は業界でも最先端の技術を採用しています。我々は、サービスの自動化と効率化を推進し、航空会社と旅客に利益をもたらす柔軟なテクノロジーによって、ヒューストン空港がシンプルで直感的な旅客体験を実現するというビジョンをサポートできることを嬉しく思っています。」と述べている。

Amadeus Press Release

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