パース空港が手荷物検査システムのアップグレードを開始

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Credit: Perth Airport

オーストラリアのパース空港は、セキュリティインフラ刷新の一環として1,300万ドル(約15億円)をかけて、全ターミナルの手荷物検査システムのアップグレードを開始するという。

機内持ち込みおよび受託手荷物の検査システムを高性能化

今回導入する高度な手荷物検査機器は、オーストラリア国内線および国際線のセキュリティをさらに強化すべく、政府主導の取り組みの1つだという。

パース空港のCEOであるKevin Brown氏は「空港にとっての最優先事項は、旅客とその見送りに来る大切な人々の安全と安心を確保することです」と話す。続けて「保安検査場でのセキュリティ強化は当然ですが、人々が目にしないような航空機に積み込まれる前にも、荷物が一つ一つ審査されているのです。このような舞台裏のプロセスは、空の旅の安全と安心を確保するために非常に重要なことです。」と述べている。

プロジェクト実施と通じて地域の雇用創出に貢献

さらに、国内線および国際線の受託手荷物検査において最新鋭のCT-X線装置を導入することで、検査工程を効率化できるとともに、このような取り組みが地域への雇用創出にもなるという。

Brown氏は「新しいCT-X線装置は3D技術を活用し、旅客の預け入れ手荷物の中にある疑わしい品物の検出を容易にします。また、このプロジェクトは地元の建設会社Georgiouグループに委託しており、地域雇用につながる投資でもあるのです。」と話す。

Georgiou Building社のゼネラルマネージャーであるSteve Okill氏は、Georgiou社がパース空港内で培ってきた経験を活かしていくという。

「我々は、パース空港がインフラ刷新に何を期待しているか十分に理解しており、新たな高品質アップグレードを提供することを楽しみにしています。このプロジェクトは4つのターミナル全てに関連するため、業務の中断を最小限に抑え、同時に時間とコストの節約を実現するイノベーションを活用する予定です。」と話している。

Perth Airport Corporate

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