バーレーン国際空港がSITA社の空港管理システムを導入

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Credit: SITA

バーレーン国際空港(BHA)で地上業務を担うバーレーン空港サービス(BAS)は、スイスに拠点を置く航空専門のテクノロジー企業であるSITA社と契約を結び、SITA Airport Managementシステムを導入。これにより地上業務のコスト効率を高めるほか、フライトの遅延状況を加味したサービス提供を実現するという。

地上スタッフの勤務表を自動出力

SITA Mobile Resource Managerは技術が向上しており、BHAの地上業務における最適な人員配置を計算し、勤務表を作成し、タスクの割り当てと業務状況をリアルタイムで表示することができるとのこと。

また、地上スタッフが持つモバイルデバイスとバックオフィスのシステムや人員リソースとを結び付ける革新的な方法も提供するとのこと。これらの情報をリアルタイムに更新することで、イベントに応じて意思決定を改善・加速し、より効果的な計画とリソースの割り当てを可能にするという。

請求処理のデジタル化自動化

さらに、タスクの自動集計により、請求サービスの精度が向上し、収益が増加するとともに、請求に関するトラブル対応の時間が劇的に削減されるとのこと。

今回のアップグレードに関して、BASのCEOであるMohamed Khalil氏は「SITA社のソリューションは、次世代のモバイルリソース管理システムです。計画と勤務シフト作成活動を大幅に改善することができるでしょう。このシステムは、BHAの地上ハンドリング管理におけるリソース配置を最適化すると同時に、計画、業務効率の改善、従業員の管理、顧客サービスの強化を支援してくれるはずです。」と話す。

この方法を活用できれば、旅客向けサービスの記録を紙ベースのものからデジタル機器に置き換えることで、地上スタッフの業務を確実に把握することができるという。この技術は、BASがすべての旅客に対する地上ハンドリングサービスレベルを評価し、請求書発行の手続きをより迅速に提供することができるという。

SITA社の中東・アフリカ担当責任者であるHani El-Assaad氏は「今回のプロジェクトでBASと提携し、データを統合してリアルタイムの意思決定とコスト最適化を可能にする次世代のリソース管理プラットフォームを開発し、同時にバーレーンの人材をさらに強化できることをうれしく思います。BASは最高レベルのセキュリティ、信頼性、パフォーマンスで業務を遂行でき、バーレーンにおける航空部門を強化することができるでしょう。」と述べている。

SITA News Release

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