インドのベンガルールにあるケンペゴウダ国際空港(BLR)を運営するバンガロール国際空港(BIAL)は、旅客に空港全体でシームレスな決済体験を提供すべく、Kotak Mahindra Bank Limited(KMBL)社およびPhi Commerce社と提携して、インドで初めて革新的なオムニチャネル決済ソリューションを導入したという。
オンライン・オフラインすべての決済に対応
新たに開発されたワンストップ決済ソリューションにより、空港全体で安全かつ拡張性の高い統一された決済体験を提供できるという。このソリューションは、オンライン・オフライン問わずB2BおよびB2Cの決済を可能にするとのこと。国内線ターミナル、国際線ターミナル、エアポートシティ、コンサートアリーナ、エアポートホテル、小売店、娯楽施設、ダイニング、エンターテインメント施設、空港駐車場、貨物、BIAL子会社における取引を促進するという。
独自の決済エコシステムを築き、販促プロモーションに活用予定
BIALは、南インドで最多、国内では3番目に利用者の多い空港で、独自の決済エコシステムを形成することにより、消費パターンに関する洞察を得ることができ、旅客に有益なラストワンマイルのプロモーションを提供できるようにするとのこと。
バンガロール国際空港の最高商業責任者であるKenneth Guldbjerg氏は「Phi Commerce社およびKotak Mahindra Bank社と提携し、お客様に革新的なオムニチャネル決済ソリューションを提供できることを嬉しく思います。この新しい決済ソリューションは、空港を1つのエコシステムとしたオンライン空間、店舗、現金取引のすべてを1つのプラットフォームで実現します。私たちは、すべての決済をシームレスでより革新的な世界へと導き、オフラインとオンラインの決済が混在した世界で、お客様に新しい機会を提供したいと考えています。」と話す。
また、Kotak Mahindra Bank社のグローバルトランザクションバンク部門で責任者を務めるShekhar Bhandari氏は「我々はPhi Commerce社と提携し、空港でビジネスを展開するすべての企業にPOS端末と決済ゲートウェイを提供し、利用者からの支払いを迅速かつ円滑に処理できるようにします。その点において、BIALとのパートナーシップには大きな価値があると考えています。」と述べている。
さらに、Phi Commerce社のCEO兼共同設立者であるJose Thattil氏は「我が社の堅牢なオムニチャネル決済機能を活用することで、インド有数の空港において他にはない決済体験を提供することができるでしょう。この決済ソリューションは、毎回の決済時にお客様に喜びを与えることができる画期的なもので、国内だけでなく世界の大規模な小売エコシステムにも適用可能です。」と話している。
Kempegowda International Airport Bengaluru News