ハンガリーのブダペスト空港が旅客フロー改善に向け、旅客予測ソリューションを導入

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Credit: Veovo

ハンガリー・ブダペストにあるリスト・フェレンツ国際空港(BUD)は、空港を中心にデジタルソリューションを提供するVeovo社の旅客予測ソリューションを導入し、旅客体験の向上および空港運営の最適化を図るという。

将来的にはカーブサイドから搭乗ゲートまで旅客をサポート

導入初期は、旅客滞留のボトルネックとなっている空港のセキュリティおよびチェックインエリアにおいて、旅客フローの改善と空港スタッフの適切なリソース配分に取り組むという。

複数のセンサーから取得したデータと機械学習の技術を用いて、旅客の行動を把握し、出来事の発生を予測。その情報をもとに、事前の意思決定を行うとのこと。

空港で行うプロセス全体を通じて旅客体験を向上するために、今後は範囲を拡大し、カーブサイドから搭乗ゲートまで一気通貫でサポートできるよう拡大する予定だという。

保安検査場の待ち時間をリアルタイム表示

保安検査場の予測待ち時間を算出し、モニターに表示される仕組みも導入するという。

予想される待ち時間を情報提供することで、旅客はストレスや不安を軽減できるほか、自身の旅行計画を自らコントロールできるようにすることも狙いとのこと。

「データ」と「機械学習」で運用効率を変革

BUDの旅客サービス部門チーフディレクターのIstván Szabó氏は「この取り組みは、世界レベルのサービスをお客様に提供し、業務プロセスを継続的に良くすることです。技術パートナーとしてVeovo社と協働することは戦略的に重要な側面を持っています。旅客の貴重な洞察から、スタッフの配置を最適化し、保安検査場のエクスペリエンスを向上させることができるでしょう。」と話す。

BUDは保安検査場とチェックインで、Veovo社の技術を活用し、空港に到着する旅客数を予測し、需要に合わせた効率的なセキュリティレーン開放計画を立てていくという。

Veovo社CEOのJames Williamson氏は「運用効率を変革するためにデータと機械学習を活用する空港はとても増えており、BUDはまさにその空港の1つです。」と述べている。

Veovo社の旅客予測ソリューションは、ロンドンのガトウィック空港やオランダ・アムステルダムのスキポール空港、アメリカ・ニューヨークのニューアーク空港、アイルランドのダブリン空港でも採用されているとのこと。

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