カタールの首都ドーハにあるハマド国際空港（DOH）は、QRコードを使った革新的なデジタルナビゲーションシステムを導入し、旅客の空港体験向上のため、空港内に設置された機器を通じて、使いやすいナビゲーションソリューションを提供しているという。
QRコードを読み取り、目的地までルート案内
QRコードは、空港内にあるフライト情報表示ディスプレイやキオスク、その他の主要な機器で利用でき、旅客のルート案内を支援するという。この新しいデジタルソリューションはすべてのモバイル端末に対応しており、利用者はDOHの次世代Wi-Fiに接続してサービスを利用することができるとのこと。
DOHのテクノロジー・イノベーション部門でシニアバイスプレジデントを務めるSuhail Kadri氏は「私たちの空港では、お客様のご要望に確実にお応えするため、あらゆるデジタルな接点を常に見直し、評価しています。最新の革新的な技術ソリューションに投資し活用するとともに、私たちの空港に訪れる世界中の旅客の要望に耳を傾けることで、業界標準を設定しつつ、それを上回るサービスを提供し続けています。」と話す。
コンシェルジュ機能には、フライト情報のほかショッピングやレストラン情報も提供
空港内にあるトロピカルガーデン「ORCHARD」に設置されたデジタル・コンシェルジュでは、空港内の小売店や飲食店、フライト情報、リラクゼーション、アトラクションなどの情報が提供されるという。旅行者はQRコードをスキャンすることで、モバイル端末で選択した目的地へ移動することができるとのこと。
また、空港の北側にあるプラザと象徴的なランプベア周辺に設置された旅客向けのデジタルアシスタンスキオスクも導入し、旅客体験をさらに向上させているという。
Hamad International Airport Press Release
