トロント・ピアソン国際空港がAIを活用した危険物検知システムの検証を開始

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Credit: Liberty Defense

カナダ最大の国際空港であるトロント・ピアソン国際空港(YYZ)は、旅客と従業員の安全・安心に関わる技術革新に向けた継続的な取り組みの一環として、米国マサチューセッツ州に拠点を置くセキュリティ専門のテクノロジー企業Liberty Defense社のHEXWAVEウォークスルーセキュリティポータルを世界で初めて試用するという。

所持品を取り出すことなくセキュリティ検査を実施可能

HEXWAVEは、3D画像とAI技術を使って、金属/非金属を問わず、隠し持った武器を検知・識別することができるとのこと。HEXWAVEを通過する際、鍵や携帯電話などをポケットから取り出すことなく、とてもシームレスにセキュリティチェックを受けることができるという。

撮影した3D画像は保持されず、個人情報管理のリスクを排除

さらに、HEXWAVEは3D画像をデータベースに保持することはせず、人物の輪郭のみを表示する仕様となっているとのこと。このシステムは2022年4月からYYZにて導入検証が行われ、空港内の一部の出入口で脅威検知の効果を検証する予定だという。これにより、すでに強固なセキュリティプロセスをより一層高める機能になるとのこと。

最優先は旅客と従業員の安心・安全

YYZを運営するトロント空港公団の安全セキュリティ部門長であるDwayne Macintosh氏は「我々は旅客と従業員の安全と安心が最優先と捉えており、これは新たな脅威を事前に検知し、影響を最小限に抑えるため、積極的かつ革新的なアプローチを取ることを大事にしています。HEXWAVEを試用することで、トロント・ピアソン空港の安全性とセキュリティが向上することを期待しています。」と話す。

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