ドイツのシーメンスロジスティクス社は、空港内の手荷物処理をより効率的に行うため新しいベルトコンベアーVarioBeltTilterPlusを発表した。
1つの仕分け装置で、3方向(直進と左右)に荷物を振り分けることができるメカニズムを搭載。それによって、機器サイズが小さくなり、設置面積を最小にできる利点がある。
シーメンスロジスティクスのCEOであるMichael Reichle氏は「地方空港も国際空港もこのベルトコンベアーを活用することで手荷物処理をより柔軟に行うことができる画期的な製品である」と述べている。
またVarioBeltTilterPlusはモジュール式に拡張が可能となるため、旅客の多さに合わせて調整することができる。さらには個別にレイアウトも設定することができるため、空港ビルは施設内のスペースを最適化することも可能になるという。
モジュラー構造を採用しているため、メンテナンスも容易に実行できる。モーターなどのコンポーネントは短時間で交換でき、既存のシステムSiemensVarioBeltとの互換性があるため、既設のパーツ流用も可能となっている。
Siemens Logistics Press Release