アラブ首長国連邦にあるシャールジャ国際空港（SHJ）を運営するシャールジャ空港公団は、空港のデジタル・トランスフォーメーション戦略の一環として、チェックインや保安検査、パスポート確認などの日常業務を効率化する旅客動線・待ち行列管理システムや、セキュリティレベルの向上、旅客手続きの迅速化、空港のキャパシティ拡大を図る搭乗券の自動認証システムを導入。
旅客動線・待ち行列管理システムでは、センサー設置のほか空港とエアラインをはじめとする様々なステークホルダーとの業務システム連携などインフラ基盤を整備し、空港の資源管理、キャパシティの拡大、お客様の満足度向上に貢献するという。チェックインや保安検査、パスポートエリアの効率化に加え、旅客エリアに設置された112個以上のセンサーによりリアルタイムで24時間モニタリングすることが可能になるとのこと。
搭乗券自動認証システムは、印刷された搭乗券やスマートフォンなどのデジタル搭乗券など、あらゆる種類の搭乗券を機器で読み取り、既存のデータと照合することでセキュリティレベルの向上とチェックインの迅速化を実現し、サービスレベルと顧客満足度の向上に貢献するという。
この2つのシステムの導入によってスマートゲートや高度なインフラ環境、旅行者向けのスマートアプリケーションなど、統合されたスマートな環境を提供していくという。これらはシャールジャ空港が実施している多くの革新的なソリューションの一部であり、乗客の満足度を高め、空港での体験を向上させ、空港の効率性を高めることを目的としているとのこと。
Sharjah Airport News
