ケンペゴウダ国際空港はAIロボットを活用し、旅客体験の向上を図る

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Credit: Kempegowda International Airport Bengaluru

インド・ベンガルールにあるケンペゴウダ国際空港(BLR)は、旅客体験を向上させるべく、世界で初めてAI駆動型のアシストロボットを導入したという。

空港内を自律的に移動し、旅客の問い合わせに対応

今回導入されたロボットは、フライト情報や旅客の利便性向上サービス、道案内、小売・飲食店情報など、さまざまなサービスを提供する予定とのこと。ロボットはターミナル内を自律的に移動し、旅客が希望する場所まで案内してくれるという。もし何らかの理由でロボットが旅客からの問い合わせに答えられない場合は、ロボットの画面に表示されるビデオ通話で「エアポートヘルプデスク」に即座に接続されるとのこと。

テスト段階で得られたフィードバックをもとにさらにアップデートを図る

現在はテスト段階のため、10台のロボットを配備し、空港内の案内や基本的な問い合わせに対応しているが、今後、ロボットの台数を増やしていき、お客様の声を反映しながら機能や特徴をさらに充実させていく予定だという。

独自のソフトウェアを組み込み、AIモデルを開発

AIロボットの導入に際し、BLRはAIとロボティクスを専門とするArtiligent Solutions Pvt.Ltd社と提携し、独自仕様の旅客サービスソフトウェアを開発し、ロボットにモデルとして組み込んだとのこと。基本言語として英語が採用されているが、今後は地域あるいは国際的な言語も追加されるという。

BLRを運営するバンガロール国際空港株式会社のCOOであるJayaraj Shanmugam氏は「お客様のニーズを先取りし、新しい時代の技術で持って顧客サービスを補足していくことが私たちにとって大事なことです。このスマートなロボットは、私たちが提供するサービスの中で最も新しく、優れた顧客サービスを提供するという私たちの懸命な努力をさらに後押しするものになるでしょう。」と話す。

また、Artiligent Solutions Pvt.Ltd社のCEOであるRupesh Sawant氏は「革新的なテクノロジーによって、世界中の空の旅に革命が起きています。我が社は、旅行者により良い空港体験を提供するため、AI_PORTのコンセプトを考案しました。私たちは、インドで初めて当社のソリューションを導入し、デジタル変革を進めるBLRと提携できることを誇りに思います。」と述べている。

Kempegowda International Airport Bengaluru Press Release

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