カンザスシティ国際空港でCBPによる顔認証技術を使用する入国プロセスを導入

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米国税関・国境警備局(CBP)はミズーリ州カンザスシティにあるカンザスシティ国際空港で、米国への入国に際し必要となる書類確認を自動化するため顔認証技術を用いた簡易到着プロセスを導入するという。これまでも米国以外の旅客に対して生体認証による確認を行なってきたが、顔認証技術の導入により国際線の到着をさらに合理化するとともに非接触なプロセスを旅客に提供できるようになる。

シカゴフィールドオフィスのオペレーションディレクターであるLaFonda Sutton-Burke氏は「CBPがカンザスシティ航空局と提携してカンザスシティ国際空港の国際線到着プロセスにおいて顔認証を適用できることを嬉しく思います。この強化されたプロセスにより、安全でタッチレスかつ乗客のプライバシーを守りながら、旅行の回復をサポートすることができるでしょう。」と話す。

このプロセスでは、旅客が国際線で空港に到着すると、一次検査ポイントにて写真を撮影したのち、パスポートやビザなどの写真と比較し確認を行う。過去に米国に来たことがある外国人旅客については、顔認証による身元確認が実施されるため、指紋を採取するプロセスがなくなることもあるという。

カンザスシティ航空局の局長であるPat Klein氏は「CBPはカスタマーサービスを大事にすることを明言している素晴らしいパートナーです。彼らの技術が旅客に選択肢を与えながらも、空港の到着プロセスを可能な限り迅速かつ容易になるよう改善し続けています。」と述べている。

今回導入された簡易到着プロセスは、業界で最もランクの高い顔認証の比較アルゴリズムと渡航文書のチェックに精通したCBP係員の業務を組み合わせたものとなる。もし顔認証による照合ができなかった場合は従来の確認プロセスが実行されるという。

また顔認証による確認プロセスを受けたくない旅客については、CBP職員に知らせることで従来のプロセスによる確認が行われる。旅客のプライバシーについてはCBPが責任を持つことになっている。米国市民の新しく撮影された写真は12時間以内に削除され、外国人旅客の場合は国土安全保障省の安全なシステム管理下に補完されるという。

米国税関・国境警備局(CBP) Newsroom

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