オーストリアのウィーンにあるウィーン国際空港（VIE）とオーストリア航空、そしてシリコンバレーのスタートアップ支援企業Plug and Playの3社はデジタル化を中心とした旅客体験と空港オペレーションにおいてイノベーティブな取り組みに向けたパートナーシップを提携したという。
デジタル化と旅客体験の簡素化
今回のパートナーシップはオーストリア航空が主導し、VIEとPlug and Play社はデジタル化を進めた旅客体験とチェックインプロセスの連携を強化するところから始めるとのこと。
この4月からはウィーンで開催されるPlug and Play社のトラベル＆ホスピタリティプログラムにオーストリア航空が参加することになっており、大手企業とスタートアップ企業、スケールアップ企業を結びつけ、デジタル変革を促進していく狙いだという。
VIEとオーストリア航空がパートナーシップを交わすことで、旅客にとってより簡単で便利なプロセスを実現し、可能な限り効率的かつ安全なオペレーションを実現できるアイデアを開発しているとのこと。ベンチャー企業の革新的なソリューションに加え、デジタル化の進展により、将来的には旅客の旅の快適性がさらに向上することが期待されるという。
オープンイノベーションで新たなサービスを開発
また、オーストリア航空は、オープンイノベーションによってお客様体験と業務効率の向上を図るとともに、新たなサービスの開発やデジタルソリューション、お客様への追加サービスの提供を目指しているとのこと。
VIEはすでにPlug and Play社のトラベル＆ホスピタリティプログラムへ参画しており、他に本プログラムに参画しているフラポート、スターアライアンス、ブリュッセル空港、ローマ空港などとベストプラクティスや新しいテクノロジーに関する意見交換を実施しているという。
オーストリア航空のCOOであるFrancesco Sciortino氏は「Plug and Play社とともに、お客様に幅広い旅行体験を提供し、世界中の航空業界におけるデジタル変革を促進する上で主導的な役割を担っていきたいと考えています。」とコメントしている。
VIEの執行役員であるJulian Jäger氏は「今回の新たなパートナーシップのもと、オーストリア航空とVIEは、旅客の手続きやチェックインをより簡単かつ効率的にすることに取り組んでいます。デジタル化は新たな展望を切り開くでしょう。私たちに共通する専門知識と、Plug and Play社とその他スタートアップ企業のサポートを通じて、新しい革新的なソリューションが生み出されるでしょう。」と話す。
Plug and Playウィーン法人の責任者であるBenjamin Kloss氏はこう話す。「オーストリアで最も象徴的で愛されている企業とのパートナーシップをスタートさせることができ、誇りに思います。オーストリア航空は世界で最も有名な航空会社の一つです。私たちは、イノベーションを推進し、顧客体験を次のレベルに引き上げる努力を積極的にサポートしたいと考えています。」
Austrian Airlines Press Release
Plug and Play PR Newswire
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