オーストラリアのダーウィン国際空港(DIA)は、オーストラリア・メルボルンを拠点とするテクノロジー企業Elenium Automation社とパートナーシップを組み、旅客体験を改善するVYGRエンドツーエンドソリューションを導入し、運用効率を高め、将来の成長を促していくという。
DIAはダーウィンと世界的に有名な国立公園と古代文化を有する都市への玄関口として、オーストラリアで最も忙しい10の空港のうちの1つと言われている。今回、Elenium社が業界をリードしているセルフサービス技術を採用することで、旅客に対してより速く、より安全で、より効率的な旅を提供するとともに、地上スタッフがそれらを必要とする旅客により焦点を絞ったサポートを提供できるようになるという。
このソリューションの中には、迅速なチェックインプロセスを提供する30台ものポータブルキオスク端末に、23個のバッグドロップ機能も付いているという。Elenium社のバッグドロップは、デジタルズームとフォーカスに優れたカメラによるバッグタグ検知において市場で最も技術的に進んだものだという。タグ検知は、バッグの配置に関わらず70ミリ秒で97%の初回読み取り率を誇るという。さらに、キオスクおよびバッグドロップはタッチレスモードを搭載しており、生体認証にも対応しているという。
またVYGRはクラウドコンピューティングベースのシステムとなるため、ITインフラへ莫大な投資をすることなく、あらゆる空港に導入できるテクノロジーになっているとのこと。その他、運用上の問題にすぐ対処できるよう運用および監視ソフトウェアも提供している。Elenium社のFlight Deckプラットフォームでは、すべてのハードウェアデバイスのステータスのライブビューが表示されることで運用サポートを最適化し、迅速な解決を可能にすることで、旅客体験と運用効率を向上させるという。
ダーウィン国際空港の空港開発グループエグゼクティブゼネラルマネジャーであるRob Porter氏は「Elenium社の革新的なテクノロジーは、カーブサイドからゲートまでの旅のプロセスにとても役立つでしょう。今後数年間で、オーストラリアで最高の空港になり、お気に入りの旅先となるよう評判が良くなることを楽しみにしています。」と話す。
また、Elenium Automation社のCEO兼共同創設者であるAaron Hornlimann氏は次のように述べている。「ダーウィン国際空港と提携し、セルフサービステクノロジーを活用できることを嬉しく思います。私たちの究極のビジョンは旅客があらゆるものから邪魔されることなく容易に空港をあることができる世界を目指しています。」
Elenium Antomation News
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