福岡県・北九州空港 -Kitakyushu Airport-

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九州地方の北側に位置する福岡県北九州市は福岡市に次いで九州で2番目に人口が多い都市である。北九州市への玄関口である北九州空港は、日本国内では数少ない海上空港の1つ。九州本土とは新北九州空港道路によって結ばれている。航空会社スターフライヤーの拠点空港になっているほか、九州では唯一の24時間空港である。

空港概要

福岡県の北部に位置する北九州市は人口がおよそ92万人※1で、九州地方の中では福岡市に次いで人口が多い都市である。

北九州空港は北九州市の東側の周防灘海上にあり、九州本土とは新北九州空港道路によって結ばれている。空港内への鉄道の乗り入れはなく、バスまたはタクシー、レンタカーや二輪車を含む自家用車によるアクセスとなる。

九州では唯一の24時間空港であり、貨物輸送において大きな役割を果たしている。近年は国際貨物の取り扱い量が急増しているが、さらに容量を増やすべく大型機の離発着ができるよう滑走路を2,500mから3,000mに延長する計画が進められている。

2022年の総旅客者数は約74万人で全国第30位、貨物取扱量では年間およそ1万9,000トンで全国第9位※2の規模を誇る。

九州最大の空港である福岡空港とは約80km程度、車で1時間強と比較的近い距離にあることから、旅客輸送の容量が限界に近い福岡空港の緩和策として北九州空港を活用する計画も検討されている。

※1 北九州市 推計人口及び推計人口異動状況

※2 国土交通省 空港管理状況調書

正式名称北九州空港
住所福岡県北九州市小倉南区空港北町
空港種別国管理空港
Webサイトhttps://www.kitakyu-air.jp/
アクセスJR小倉駅からバスで33〜49分
JR博多駅・天神からバスで70〜90分
JR朽網駅からバスで17分
駐車場約1,780台(普通自動車)
約30台(自動二輪車)
※入庫後1時間まで無料
滑走路1本
2,500m×60m(18/36)
敷地面積160ha
就航路線5路線(国内線:1路線,国際線:4路線) ※2023年12月31日時点
利用エアライン6社 ※2023年12月31日時点
3レターコードKKJ

輸送実績(2022年)

総発着回数15,642回
総旅客数737,335(国内線:737,335,国際線:0)
貨物量19,077トン

参照元:国土交通省 空港管理状況調書

ターミナルビル概要

ターミナル数1
運営会社北九州エアターミナル株式会社
面積規模18,426㎡
運用時間約18時間(5:30〜24:05)
※貨物便は24時間

沿革

1961年滑走路1,500mを有する小倉空港が供用開始
1973年北九州空港へ名称を変更
1991年滑走路を1,600mに延長
1993年周防灘海上に新北九州空港(現空港)の建設を事業化
2006年滑走路2,500mを有する新北九州空港が供用開始
2008年新北九州空港から北九州空港へ名称変更

参考文献/URL

航空:空港管理状況 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。
北九州空港
北九州空港の公式ウェブサイトへようこそ。国内線・国際線の各時刻表や空港へのアクセス、レストランやショップの情報を掲載しております。24時間空港の利点を活かした早朝・深夜便が運航しています。

https://www.mlit.go.jp/koku/content/001707358.pdf

世界の空港辞典 (編著:岩見宣治,唯野邦男,傍士清志,2018)

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